レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・女性も男性とに就ける
・現場での人間関係は?メリット・デメリット
・恋愛・結婚・出産…女性自衛官のライフプラン事情
・女性自衛官に向いてる人ってどんな人?
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
「女性でも自衛官になれるの?」「現場で浮かない?」「きつすぎない?」そんな疑問を持つ女性は少なくないと思い、元自衛官で現場を見てきた視点からお答えします!
実は、いまや自衛官の約9%が女性なんです
少ないように思いますが、職種・階級・環境も年々整備され、活躍の場がどんどん広がっていて今の結果になっているわけです
この記事では、女性自衛官の割合、仕事内容、現場のリアル、実際の悩みや魅力について、元隊員の視点でわかりやすくお伝えしていきます
なぜなら、ぼく自身も普通科職種でありながら、重迫撃砲中隊に所属していたので、女性自衛官が当たり前にいる環境で仕事をしていたから色々分かることがあると思ったからです!
記事を読み終えるころには、女性自衛官を取り巻く環境を詳しく知ることができ、入隊の参考になります
女性自衛官は“今や珍しくない”!
女性の自衛官は確実に増えていて、もはや“特別な存在”ではありません
陸上自衛隊全体では、女性比率は約9%(2024年時点)
看護師・通信・事務系では9%を超える部署も多数あり、職場によっては女性が多数派になることもあります
また、女性専用の更衣室・トイレ・シャワーお風呂の完備、性別に配慮した教育内容など、環境面の整備も進んでいるのが現状です!
女性だからといって珍しがられることは僕がいた時代でもほぼなく、「戦力の一員」として見られる時代であったように記憶しています
女性も男性と同じ任務に就ける!
原則男女平等
ただし、体格や特性を考慮した配置もあるので安心してください
男女平等というのは、やはり難しい課題です
体力的に男性の方が優れていることは生物学的にも明らかなので、無理に力仕事ばかりやらされることは無く、かといって全てやらさないのではなく現場単位で最良の判断のもと、女性自衛官も活躍できるように配慮されています
基本的に、女性も男性と同じ試験・訓練・任務をこなすことは理想であり、自衛官みんながその目標に向かって日々訓練しています!
ただし、搬送系や重装備任務など、体力差の影響が出る分野では、適性に応じた調整が行われることもありますがそこは悔しい気持ちなど沸いてくる人もいるかもしれませんが、「そういうもんや」くらいな気持ちでいる方がうんと自衛隊生活が楽しく楽になります
男性隊員のほとんどは理解があるので問題はありません
むしろそこを強要してくる隊員とは距離を置くべきですし、入隊した際は必ず信頼できる人にすぐに相談してください!
また、本人の希望を尊重されますが、最近では女性でも普通科の中隊に配属され、軽迫撃砲を扱ったりと活躍の場が広げられています
事務系が強い職種にばかり配属される傾向は年々下がってきている印象です
女性も「できることが限られる」のではなく、「向いてる道を活かせる」時代になっていますので、自分がしたいことを明確に入隊すると希望は現実になるかと思います
現場での人間関係は?メリット・デメリット
人間関係はシンプルだけど、女子同士の距離感が独特なのでは?と個人的に思います!
男性が多い環境では、性別による変な遠慮がなく、さっぱりした関係性が築けます
一方、女性同士のグループが少ないため、関係が濃くなりすぎるor孤立しやすい側面も
同性が少ない環境に不安がある場合は、事前に職種・部隊の雰囲気を確認しておくと安心です
言ってもまだまだ9%ほどの人数、男社会感はあるので自分自身で強くたくましく生きていく必要は十分にあります
五ノ井里奈さんのセクハラ問題もニュースで大きく取り上げられたこともあります
ぼくは絶対にセクハラやパワハラがないと言い切れないのが自衛隊の組織だと思います
普通のサラリーマンとは違って危険な任務や仕事が通常の自衛隊では、時にきつく強く当たれることはありますが、判断がむずかいいところではあります(容認しているわけではありません!)
ただしセクハラは絶対に任務とか訓練がとか関係なくダメです
人間関係が難しいのはどこへ行っても同じですよね…
デメリットだけではつまらないのでメリットはというと、学生時代やもしくは社会経験のある方は同僚や同期などいるはずですが、自衛隊はより強い信頼関係ができるのではと思っています
ぼくは学生時代の友達とはほとんど連絡先知ってるだけ状態ですが、自衛隊の先輩、後輩、同期は自衛隊を辞めたいまでも連絡を取り合ったりします
しかも全国各地です
これは同じ釜の飯をくうこと、風呂に入ることキツことを乗り越えることでしか得ることはできません
「男子社会で浮かないか」より、「自分らしく振る舞えるか」がカギです
そもそも個性豊かな集団なので、自分らしくいることの方が大事だとぼくは思います!
恋愛・結婚・出産…女性自衛官のライフプラン事情
制度は整っているけれど、現実は“部隊次第”
育休・産休・時短勤務などの制度は充実してて、実際に結婚・出産しても復帰する女性自衛官もめっちゃいます!
むしろ自衛隊は職場復帰しやすいとさえ思うくらいです
実際に職場復帰された方を見ても苦労はありますが自衛隊は徐々に慣れるように勤務を調整してくれますし、基本的に教育訓練が多い自衛隊では、通常ならし期間が絶対にあります!
僕がレンジャーを修了したあとも休みは1か月ほどもらえて、さらに体はボロボロだったのでそのあともきつい訓練はしばらくさせてくれませんでした
なので安心して休めて、現場復帰できる自衛隊は何も気を使わなくていいのでお勧めです
しかし、部隊の理解や人員体制によって対応に差があるのも事実です
僕が見てきたことが全てではないので参考程度にしておいてください!
結婚や出産もキャリアの一部です
職場選びとライフプランの両立がポイントになるので、所属する部隊を選べるのであれば新隊員の頃にしっかり精査してください
ただし、僕が見てきたのは普通科なので、おそらくどこの職種よりも厳しい環境にいた女性自衛官です
逆に違う職種の方が陰湿なのか?とかは考えましたがそのあたりは情報がないので、教育隊の班長などに聞いてみてください☆
女性自衛官に向いてる人ってどんな人?
“芯が強いけど柔軟”そんな女性が最前線で活躍中だと思います
・体力よりも精神力で勝負できる
・自立心があり、人に流されにくい
強さとやさしさのバランスを持つ女性が、いま自衛隊で最も必要とされている気がします
自衛隊は志がなくとも大丈夫です(なんとなくでいける!)
なぜなら僕も何となく入隊したからです
自分で目標を決めるだけで自衛隊生活なんて正直何とでもなります!
貯金をいくら貯めるとか、何キロ痩せるまでは辞めないとか、どんな目標でも構いません
もう一度言いますが、強さとやさしさのバランスを持つ女性が向いていると思いますが、自分は向いてるかどうかを試すために入隊しても問題はありません
まとめ
今回はを女性自衛官ってどんな仕事について解説しました!
上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります!
下記のリンクから、女性自衛官の先輩はどんな人だったかチェックしてみてください!
自衛隊は男社会――そう思われがちですが、今や女性も当たり前に活躍する時代になりました
環境・制度・意識のすべてがアップデートされ、「女性だから」ではなく「その人だから」で評価される組織になりつつあると僕は思います!
自分の意志と責任で行動できる女性なら、きっと自衛隊でも輝けるはずですし、少しでも興味があるなら、まずは情報収集からはじめてみてくださいね☆
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