はじめに
今回も3つの職種について説明していきたいと思います。
需品科、衛生科、輸送科ついて説明していきます。
どちらかと言えば後方支援関係の仕事になっていますがデスクワークというよりは、戦闘に関係してくる重要な職種になっています。
この人たちがいなければ物資はもちろん、ケガの事や戦場の治療がままならないのです!
自衛隊員は個人である程度治療は出来るように訓練しますが、大けがにはやはり専門知識がいるんです。
輸送や需品も同じで絶対的な知識と技術があって最前線部隊を支援してくれるので頼りになる存在でもあります。
需品科
簡単に需品科を説明すると自衛隊の衣食住を支援するような部隊になります。
需品科の隊員は自衛官の約2%しかいません。
その人数で食料、燃料、被服など物品の補給から、給水、入浴、洗濯など陸上自衛隊の衣食住を管理しています。
有事の際に需品科の仕事は、前線にいる部隊と隊員の生命にかかわることをしますので不可欠な職種ともいえます。
需品科はこういったことから戦闘の際には、ゲリラや場所を特定されると砲弾やミサイルで攻撃を受ける可能性もとても高いのです。
こういった部隊を叩くことで末端の隊員は自然と疲弊し弱っていき戦争を勝利に導くことが作戦としてあるんです(;゚Д゚)恐ろしや…
また、災害派遣ではお風呂を一般の方に提供したりしています。
衣食住をいっても、需品科が全て洗濯をしたり料理をしたりするというわけではありません。
ほとんどは各職種の隊員が実施するほうが多いです。
料理においては生き残るためのスキルとして、全ての陸上自衛官が炊事する知識と能力を持っていないといけないため、専門で食事を作る部隊などは無いのです。
大体普通科で言えば自分たちで糧食班をその時々で編成をしたり、係をつけたりなどして自分たちで食事は準備します。
つまり需品科の仕事は、食材の管理や支給を行うのが任務となり、演習などで実際に調理するのは、そのときどきに応じて編制される臨時の糧食班です。
衛生科
衛生科は医者、薬剤師、看護師など陸上自衛隊の医療チームです。
この医者、薬剤師、看護師たちは、全国の駐屯地にある医務室という学校で言う保健室みたいなところに勤務して、自衛官たちのケガ・病気の治療や予防の仕事をしています。
また日本全国には自衛隊病院という病院がいくつかあるのですが、こちらにも医者、薬剤師、看護師たちが勤務しています。
自衛隊病院は、自衛隊関係者ではない人でも受診できるところがあります。
ちなみに自衛官は医務室、自衛隊病院で受ける治療や手術、歯の治療など全てタダです。
衛生科隊員の仕事で最近増えてきたのが、国際的な医療活動です。
海外では自衛官への医療や、現地の人々への医療も支援として行います。
隊員の治療をしたり現地の人々の治療を行ったり、衛生的なアドバイスをしたり衛生科隊員たちは世界各国でとても喜ばれています。
日本国内でも、災害が起きたときには、衛生科隊員が被災者への医療支援を行うことがあります。
本来は自衛官のための衛生科なのですが、自衛官以外の人や外国の人にも役に立っているんですね。
輸送科
輸送科は、宅急便みたいな仕事です。
運輸や物流がメインの仕事ですね。
自衛隊ではたくさんのモノを使用しますしそのもモノは小さいものから大きいものまで様々あります。
戦車やAAV7、ヘリコプターなども運びますし、日本全国だけでなく海外にも運んだりもします。
もちろん、自分たちで持って行けるものは持って行きますが、大量の物はそうはいないので後から届くかオンタイムで届くように部隊同士で調整します。
輸送科の隊員がいろんな物をトラックに積んで運転してあちこちに運びます。
海外の場合は船や飛行機に積みます。
ちなみに私は全国や海外に行ってみたかったので輸送科に希望しましたが、余裕で普通科配属でした(;´・ω・)
狭き門です。
まとめ
以上3つの仕事は自衛隊にとって必要不可欠な後方支援であることが分かります。
興味がある方は入隊してぜひ希望してこの職種のプロになってほしいものです。
自衛官だけでなく直接一般の方にも喜んでもらえる後方支援なのに表向きな仕事と言えるでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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