はじめに
今回は情報科、通信科、化学科の3つ説明していきたいと思います。
この辺りからは外で仕事というよりはデスクワークっぽい感じになってきましたね。

情報科
情報に関する専門技術や知識をもって、情報資料の収集・処理及び地図・航空写真の配布を行い、各部隊の情報業務を支援する部隊になります。
陸上自衛隊創設以降初めて設立された部隊になります。
戦争は今や情報戦と言っても過言では在りませんので、情報が全ての時代に無くてはならない部隊ですし、情報貧乏では話になりません。
私自身出来立ての部隊ですので詳しくはないのですが、それだけ各国が力をいれて自国を防衛しなければならないという状況にあるという事は言わずとも明確です。
通信科
各種通信電子器材をもって、部隊間の通信確保、電子戦の主要な部門を担当し、写真・映像の撮影処理等を行います。
広い範囲に少人数で行動し、通信所を開設したり、運用します。
通信は通信科だけではなく、戦闘職種と言われる普通科、特科、機甲科、施設課などにも通信兵がいてそれぞれの部隊で必要な通信は確保をしているんですよ。
大きく分けると通信というのは有線通信と無線通信がありますが、後方支援とはいえとても体力のいる仕事になります。
部隊間に線を張り巡らしたり、一晩中無線を傍受したり重たい機材が沢山あったりと精神的にも大変です。
小話を挟みますと、自衛隊の無線はかなり脆弱で、消防、警察、携帯電話会社よりもはっきり言って悪いです。
米軍は軍の無線の強さがどの組織よりも優先順位が上で通じないとかいう概念がなかったのが驚きでした!
自衛官はあらゆる手を尽くして導通が取れるように日々苦労していたのを今でも思い出します。
化学科
各種化学器材をもって、放射性物質などで汚染された地域を偵察し、汚染された人員・装備品等の除染を行います。
化学科部隊は、万が一有事が発生して核兵器が使用された際に生じる放射性物質や、細菌やウイルスなどが作り出す毒素を利用する生物兵器、毒ガスなどの化学兵器が使用された場合、その検知と除去を行なって、被害の拡大を防ぐことを最大の任務としています。
最近では世界的な事件の背景などから生物兵器への対処にも力を入れています。
化学科部隊の任務は、有事の際の核兵器、生物兵器、化学兵器による被害を最小限に食い止めることですが、部隊の持つ特性から、日本国内で発生した災害や事件の対処も行なっています。
地下鉄サリン事件や、茨城県東海村の核燃料加工会社JCOで発生した原子炉臨界事故の対処や福島第1原子力発電所の事故対処にあたっています。
中央特殊武器防護隊は、感染者が多数発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の対処にあたった、衛生科部隊の「対特殊武器衛生隊」と連携して活動することとなっています。
最近は活躍の機会が増えてきて存在意義がより増したように思いますが、できれば活躍しない世の中になってほしいですね。
まとめ
今回は以上の3つの紹介になりましたがいかがでしたでしょうか?
自衛隊と言っても一言では語れませんね。
これから自衛隊に入ってどんな仕事に就きたいかと悩んでる人、又は自衛隊に興味があって隊員の仕事の内容に興味のある人に少しでも役に立てればと思います。
次の機会にもまた3つ紹介していきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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