ここでは自衛隊にいてはやりたいことができない理由を説明していきたいと思います。
自衛隊と言う組織は大きいようで意外と固執した小さい組織です。
悪く言えば世間知らずといったところでしょうか。
よく言えば個性的で自分を持っているですかね。
これが個人に様々弊害を起こすということです。
あくまで主観であって自衛隊をディスっているわけではありませんし1つ自衛隊の事情として参考程度に見てもらえたらいいと思います。
やりたいことがあるのに自衛隊にいては無理
無理な理由
理由は以下の5つです。
・行けない国がある
・金銭的問題
・休みもいちいち拘束される
・ドリームキラー
理由説明
旅行に行くのに申請がいる
まずもって自衛隊は休みや休暇といった長いものには行動計画や連絡先を部隊に提出に無ければなりません。
海外旅行ともなるとその量は増えます。
これは国の有事の際や災害派遣などが起きた時にすぐに集まれるようにしたり、連絡手段を確保するためです。
大変面倒うですがそれが仕事なので仕方ありません。
面倒なことが増える上に、海外旅行に偏見がある隊員もいるのでそこもまた煩わしい要因になってきます。
海外=お金高い=お金持ってるみたいな感じで、言われたり接して来たりします。
私の場合は1年に1度お金をそのために貯めて、出来るだけ安くするために、ツアーじゃなく個人で予約をとっていっていましたので、イメージだけでそのようなことを言われたりしてもとてもじゃないけどいい気分ではありませんでした。
行けない国がある
行けない国=危ない若しくは外交上良くない国ですがこれも仕方ありません。
最もではありますが制限があって当然です。
逆に言えば選択肢を減らされるということになります。
自衛隊しか知らない人間は、日本しか知らない人間も多いですし、ましてや地元に根付いているような自衛官は本州から出たことないとか、九州から出たことないなんて人もいるくらいです。
人それぞれ良いと思います。
ですが個人の意見を否定するのは良くないことだということをこのような経験から学びました。
金銭的問題
自衛隊は何もしなくても給料が毎月支払われるボーナスは2回あるという安定供給になります。
ここが落とし穴です。
何も考えないマシーンのように通勤して帰る、休みを楽しみに働く、同じような日々の繰り返しで一見感情をもって仕事をしているように思いますが思考を停止させられています。
私自身もつい最近まではそうだったと辞めてからは特に実感します。
安定供給というのは不安や工夫をさせないためのシステムといっても過言ではありません。
安定してるのに辞める理由になるのが矛盾しているように思いますが、それが私の中では逆でした。
自衛官の中でも仕事量には違いがあって、私は自分で言うのもなんですが多い方だったと思います。
なのに給料は一緒なのです。
ボーナス査定に多少違いはあれど年1回の賞与もみんなと同じだけしか上がりませんし、不満でしかありませんでした。
だから安定の中でも辞める1つの理由になっていったというわけです。
休みもいちいち拘束される
旅行の所でも一部説明しましたが、申請があることにより拘束され、休みの日にまで何か仕事のことを意識する事になりますし、連絡網で急に呼集練習と言って連絡が回ってきたりもします。
それも訓練と言われれば仕方ありません。
しかし精神的に休めませんしこのような訓練があるとわかっていて電話に出ない隊員や、休みを完全にオフ状態にする責任の無い隊員がいると非常にストレスになります。
大体こういう隊員は定年までいるというのがあるあるです。
今では電話がかかってくるかもしれないという心配もなく過ごせています。
たまに携帯を忘れるほど気が緩んでるほどです。笑
ドリームキラー
自衛隊は狭い視野の中で生きていますから、ドリームキラーは多いです。
辞めて何する、どうするといった指導をしてくる上司が大半です。
人の人生ですので辞めた後に法に触れるようなこと以外しなければ成功しようが、のたれ死のうが自衛隊には関係ありません。
たとえそうなってもそのあと面倒見てくれるのか…答えはNOです。
身近な悪気のないドリームキラーもいます。
親や親せき、妻や彼女などです。
何かを決断する時は自分1人で決めて自分でその責任を取ったらいいのです。
覚悟するだけです。
私の妻や上司は幸い全て受け入れてくれました。(感謝)
私自身も自衛隊に有無を言わせないように準備してやっていたので円満に話が進んで辞めることができました。
アドバイスとしては準備はもちろん、円満に辞めることが何より大切です。
面倒見てくれるわけでも、心配してくれるわけでもないですが、人間関係は大切にしておくのが徳というものだと私は考えるからです。
1人で生きている人間はいませんので大切にして欲しいと思います。
まとめ
上記のことから自衛隊にいるとやりたいことができないまま大体の人間が53歳まで時間を潰されるわけです。
中にはそれで幸せな人もいますし、私も好きな先輩や上司が現役でいます。
でもこれを発信する理由は、迷っていたり決断できない人のためです。
目の前にぶら下げられているニンジンはすでに腐りかけています。
決断は一人でした方が良いといいましたが、矛盾しますが私のブログを見て後押しになればと思います。
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