自衛隊を辞めた理由の2つ目を書いていきたいと思います。
一つ目はこちらから ⇒ https://dkblog01.com/yaritaikotogaaru/
一般的に自衛官が抱えているであろう不安や悩みを書いていきますので、必ずしも全自衛官がそうでは無いということをご理解ください。
私の主観もありますし、自衛隊そのもの批判するわけではありませんので、あくまで参考程度にご覧になってもらえると嬉しいです。
後悔したくない!
後悔すると思う理由
解説
定年後意味の分からない仕事に就く可能性がある
自衛隊は定年が53歳の誕生日と決まっています。その後年金受給するまでの間は自分で稼がなければなりません。
公務員だからといって定年まで働くと幸せな未来が待っている。そんな夢のような話は今の日本ではありえないのです。
意味の分からない仕事というのは、その仕事を馬鹿にしているのではありません。
定年したら53歳ということで採用してくれる会社が限られてくる上に、したい仕事とに就けない、コロナ不況でますます採用は減るのです。
このことを踏まえて意味の分からないとしていますし、思い描いていた未来とは全然違ってくるのです。
このように自衛隊として生きていくとその後の人生はある程度決まってしまいます。
最近では定年された自衛官の方でも就職先が決まらずになんてこともよくあります。
決して煽っているわけではなくて事実なのです。
一概には言えませんが、沢山貯金や投資をしたから働かなくてもやっていけるというパターンんもあります。
例外ありきですがほとんどは就職するか、マッチングせずに定年を迎えるパターンです。
人口減少により任務が過多になる
今すでに任務の多忙化は深刻ですが、一説によれば自衛隊の自殺率は国民平均の1.5倍もあるそう…
自衛隊の中には隊員に聞き取りをするためのアンケートやメンタルヘルスなど行われていますが、これが全くの無意味。
私も毎年声をあげるよにしていましたが一向に変化なし。
さらに今深刻なのが入隊者の少なさによる1人当たりの仕事量の多さです。
過多な上にさらに上乗せで地獄です。
状況はよくなりません。
特に幹部になると毎日残業していますし、自殺に多いのも幹部がかなりの確率を締めています。
曹でも最近は多く感じています。
私の身近だった人も2人亡くなりました。嘘ではありません。
レンジャーの助教と同じ中隊で頑張った先輩と、違う中隊でしたが、駐屯地のバスケ部で共に戦った先輩でした。
2人ともまじめな性格で優秀な人だったし、バスケ部の先輩は私が陸曹になる時の助教でそういった学校でもお世話になっていました。
任務の過多が引き起こした悲劇です。
給料は上がらない
自衛隊員といえばたくさんもらってるんでしょとよく言われます。
貰ってません。
年々給料は上がるシステムですがホントに微々たるものです。
私のブログで新隊員や独身寮にいる人は多く頂いていると感じますが、結婚して子供を育ててとなるとまた話は違ってきます。
お金事情はこちらをご覧ください。 ⇒ https://dkblog01.com/jieitaiokane/
危険を顧みず任務を行う自衛官、家族を犠牲にしても任務をする自衛官の対価としてはあまりに低すぎます。
上がった給料も税金が増えるので増えた気がしませんし、ボーナスで少し増えたかなと思う程度です。
最近ではイデコやニーサなどが進められる始末です。
これは何を意味するかというと、税金対策と、定年後の副業できない君たちのことは保証できませんよの合図です。
貯金できるお金も少ないのにどうやってここにお金お預けれましょうか?
しかしながらイデコやニーサは公務員はやっておくべきでしょうね。
退職金が減る
退職金は年々減っていて、不安視されているのは今後どこまで減らされるのかといったところです。
これに合わせて若年給付金というのも支払われますが合わせて3000万円ちょっと。
これが大体の自衛官は家のローンに消えていく若しくは、自分で何か始める資金になっていきます。
そうすると必然的に働くことになります。
何をするにも遅いと私自身思いませんが、幅は確実に狭まります。
定年が延長される
今、自衛隊では定年延長されていますし、新隊員を最低年齢35歳まで引き上げています。
これは人手不足によるその場しのぎの対策ですが、コロナのおかげといううべきか、来年から就職難になれば多くの人材が確保できるかもしれませんね。
自衛官は若くして死んでいく人が多いです。
若くといっても定年間近や定年後すぐのという意味です。
定年前に病気でなくなったり、定年後すぐ亡くなったりする人をたくさん見たり聞いたりしています。
定年延長でもたらす効果は人が増えるそれだけです。
自衛隊のことしか知らない爺さんになる
これは辞めた後にどうなるかというと、自衛隊の人は自衛隊しか知らないので一般企業などの働き方を知らないということです。
知人や友達などに元自衛隊を雇っている企業の人がいて話を聞くと、自衛官は真面目で堅くて扱いずらい。
使い物にならないといったことをよく耳にしました。
まとめ
このように自衛隊にいるメリットは安定や福利厚生の面以外は特にないということです。
それでいい人もいます。
わたしの意見としましては人生1度きり、その日1日を大切に生きて最後の死ぬ間際にあの時やっとけばよかったと思わない人生を生きてこそ幸せなのだと思います。
死んでしまえば借金もしんどいこともなくなり、休憩できます。
だから精一杯生きたもん勝ちですよ。
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