レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・訓練隊の種類について
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
なぜなら、ぼく自身も自衛隊入隊後、格闘訓練隊に所属していたことから、まさか自分が自衛隊の仕事でイメージしていたものとは全然違う世界で、勤務するとは思ってもいなかったからです!
記事では軽く訓練隊とは何かを説明し、訓練隊の詳細を紹介します
記事を読み終えるころには、自衛隊の訓練隊の訓練内容や、なぜそのような仕事が設けられているのかが理解できて、その道で得意なものがある方はとても参考になります
陸上自衛隊の各駐屯地及び各部隊において、臨時に編成された訓練部隊というのが訓練隊の定義になります
自衛隊は何でそんなことしてるの?
訓練隊とは
訓練隊は簡単に言うとその競技専門で訓練する部隊のことを意味します
例えば「格闘」「銃剣道」「持続走」「太鼓」などがあります
テレビなどでよく見るのは「持続走訓練隊」で、富士登山駅伝によく映ってるのが訓練隊の中の1つ
世間でいう陸上の長距離選手のようなものになります
訓練隊は一日中、専門の訓練を行っている部隊もあれば、半日部隊勤務、半日訓練隊などにわけて部隊勤務もおろそかにならないようにしている所もあります
訓練隊の形態は駐屯地やそれぞれの訓練隊の方針などで様々ですが、自分の部隊で行われていた格闘訓練隊は半日訓練でした!
一日中行っている部隊もあるので、それは駐屯地の訓練隊がどの形態で訓練をしているのか確認をお願いします!
また、各駐屯地には今から上げる訓練隊がほぼ存在しているので、代表として紹介していきます
ではそれぞれどのような訓練隊があるのか記載していきます!
格闘
日本拳法という格闘技をベースに訓練が行われています
鉄の面に剣道でつけるような胴、ボクシングのようなグローブ、柔道着のような服に靴も日本憲法専用のものを履いて戦います
靴は履かない人もいますがルール的に問題はなし
自分は痛いのが嫌なので履いていました(。-`ω-)
股間と足への攻撃以外は全てオッケー(*’▽’)
僕も陸士時代にやってたんですが、最初は口があかないくらい殴られまくりでした(;´Д`)
とても痛いですしケガが絶えへんで…
それなりに強くなってくるとそこまで強く打撃を受けることはなくなってきたけど、まぁ何年も続けて出来るものではないかな
近接戦闘といっていわば殴り合いでしか戦えない状況はにとても役に立つのが格闘という訳です
全隊員が格闘の検定を受けなければならないんですが、それよりはるかに高いレベルでやるのが格闘訓練隊
太鼓
和太鼓の練習をする訓練隊
太鼓の訓練隊は何してるかは省かせてもらいます
なぜなら本当に太鼓をしているだけで説明しようがないねん…
ちなみに僕のいた部隊の太鼓は菊水太鼓という名前で各地のイベントや音楽祭り、創立記念なんかで披露してました
これらの訓練隊は各部隊にあって、全自衛官で試合やイベントなどが行われているみたいでした
訓練隊は1つのことを極めたい人や、こういう活動が好きな人には結構ハマって長年やっているひとがたくさんいました
銃剣道
あまり耳にしない競技だと思うけど、銃剣道は剣道の竹刀が、木銃と言って昔の「銃に銃剣を付けた長さの木を使って競技」をします(上記写真参考)
服装は剣道とほぼ一緒やけど肩当てと言って左肩(左利きは右肩)に胸まで覆うような防具があります
銃剣道は簡単に言うと、肩当ての胸まで覆う部分を突けば一本となる競技になります
その他は喉、籠手(こて)を突ければ一本となるんや
ぼく個人の意見としては時代遅れの競技で、銃剣道はもはや化石でしかないのに自衛隊では今だに何やってんねやろって感じがするけどな…
実際に競技として高校や社会人でやっている人たちもいるので少なからず競技としては成り立っていて、人口も3万人ほどいるみたい(ほぼ自衛官)
でも、伝統や文化を継承していく上では必要なのかもしれないですが、ぼく個人としては反対派でした
持続走
簡単にいえば長距離の選手を育てる訓練をやっています
これも自衛隊の昔の名残で今でも各部隊にあります
朝から晩までずっと走っている陸上クラブのような感じ…
各種大会や民間の大会にもでて成績は収めていますが、広報的な役割にしかなっていないのが現状だと俯瞰的にみて思っていました
まとめ
今回は訓練隊とはなにかについてを解説しました!
上記の訓練隊を知っておくことで部隊に配属又は自衛隊の入隊の参考になること間違いないなしです
知っておくことで、やるやらないの選択もできるため、ぜひ参考にしてください!
下記のリンクをチェックして、仕事の内容とてらし合わせてみて自分ができそうであれば、チャレンジしてみてもいいですね
このように訓練隊だけでも、自衛隊の仕事は多種多岐にわたってます
普段災害派遣などでしかお目にかからない方は、何だその仕事と思うかもしれへんなー^_^;
自衛隊を擁護する意味でいえば彼らは常に体と心を有事の際の大事な時のために鍛えているともいえますし、もちろん災害派遣などがあれば訓練隊は後回しで、現地の支援に向かいます!
炎上覚悟で元自衛官の立場から言わしてもらうと、いつ迄こんなことにお金と時間をかけているのかと悲しくなる点も否めません
世界の情勢は刻一刻ととてつもないスピードで変わり進んでいるのにも関わらず、自衛隊は国防の任務があるのにも関わらず、のろまに進歩する組織で呑気なものだなとつくづく感じます
最後までみてくれてありがとー
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