レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・後期教育修了後はどのように配置されるのか
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
後期教育では適性に応じて専門職種に振り分けられ、それぞれの駐屯地・基地で訓練を受けます
配属や職種は希望が通るとは限らず、ここでほとんどの同期とも別れることが多いのが現実です(ToT)/~~~
僕自身は、知識もないまま普通科に配属されてかなり戸惑いました
それでも最終的には水陸機動団まで進むことができましたが、当初は「本当にここでやっていけるのか」と不安だったのを覚えています
そして苦楽を共にした同期ともここで大半はさよならしなければならないということ
・個人の適性に応じて職種が決まり、全国の駐屯地や基地に移動
・希望を聞かれることもあるが、必ずしも思い通りにはならない(適性が合わずとも大人の事情が絡む)
これからは僕が務めることになった普通科隊員としての経験に基づいて話を進めていきます!
職種についての関連リンクはこちら
後期教育の訓練内容
専門的な教育
僕が受けたのは普通科という職種で、簡単なイメージで言うと最前線の戦闘員(。-`ω-)
どんな職種でもいえるのは後期教育は専門的になるということ
普通科はさらに3つに分かれます
・対戦車(戦車に対して特科してる歩兵)
・迫撃砲(歩兵を後方で支援する迫撃砲を扱う兵隊)
前期で受けてきた教育は全自衛官共通でできなければならないことで、後期は職種を細分化して職種のセミプロ(職人見習い的な)に育てる期間になるというのが後期教育の目的になるので専門的な知識や技術を学ぶことになります
それぞれの専門分野に詳しい班長達が、教育し面倒を見てくれるようになります
しかもその班長とは、3か月を終わった後にも中隊というところに配置されてから同じ職場になることがあります
そのため班長も中隊に連れて帰らないとダメなので、必死のパッチで教育をしているし、受ける側も必死にやらないと中隊に行ってから仕事にならないという現実が待ち受けているので頑張って(。-`ω-)
中隊いってもわからないことは沢山あるので、心配せずにせめて3か月間で学べることは吸収していっておくことがベスト‼
後期3か月間修了後
中隊配属
後期教育が終わると、普通科の隊員は「戦闘員・対戦車・迫撃砲」といった各中隊に振り分けられ、ここから本格的に自衛官としての仕事が始まります
ぼくの所属していた駐屯地は7個中隊あり、隊員は概ね均等に配属されます
迫撃砲の中でも僕の所属していた重迫撃砲中隊だけは、後期教育の同期ほぼ全員同じ重迫撃砲中隊に移動になりますが、女性隊員は一部、本部管理中隊に配属される場合あって僕の同期は1人異動しました
配属後は基本的に同中隊で勤務し、陸曹になってから異動や転勤の可能性が出てきますが、違う道として一身上の都合がある場合や、自衛隊で行われている准看護師の試験や空挺の試験に合格した場合等々は別の話になります
普通科では前期教育とは違い装備が増えて訓練が厳しくなり、体力的な負担が大きくなる一方、迫撃砲要員は操作や射撃など専門知識の習得が中心で、体力より頭を使う場面が増え
個人的には前期教育ほど体力的にきつくはなかったものの、砲の仕組みや射撃方法を理解する必要があり、頭を使うことが多かった印象です
余談ですが、迫撃砲要員になるには一定以上の知能検査の基準(7段階中4か5以上)が必要で、普通科の中でも選抜される仕組みが実は裏であります
ここからが本当の意味で「自衛官としてのスタートライン」です
まとめ
今回は後期教育の訓練や、中隊配属の流れについて解説しました!
上記の後期教育でどんなことをするか予習することで「後期教育の訓練」さらに中隊配属の流れを知れば「中隊配属について」が理解でき、戸惑うこともなくなります!
普段の自衛官の生活に興味がある方は下記リンクを参考にしてみてください
後期教育は今後の自衛隊人生の基礎になるからしっかり学んで汗かいて頑張ってください!
中隊の部屋や、同部屋になる先輩には正直当たり外れがあるけどそこも運しだい、自分磨きの場だと思いプラスにとらえていきましょう!
正直僕はずれでした…とても我慢することが多かったけど、先輩たちに有無を言わさないように、めちゃくちゃ努力したのは今でもどんな環境になっても役に立っていますし、当時の先輩たちにはある意味感謝しています
今は隊員の生活環境の処遇改善が進んでいますので、かなり僕のいたころよりマシになっています(*´ω`*)
環境を変えることができない場合は、自分を変える努力をまずしてみて、それでもダメなら自衛隊にしがみつく必要もないので、とにかくチャレンジをしてください
きっと自分の為になります‼
最後まで見てくれてありがとー
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