レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・陸士とは
・陸曹と陸士の違いは
陸曹と陸士は、正社員と派遣社員くらい違います
給料・責任・定年・将来性——あらゆる面で差があります
どちらを選ぶかは、自衛隊での人生設計を左右します
数字と実体験ベースで解説するので
読み終えれば、自分がどちらを目指すべきか判断できる状態になります!
陸曹とは

陸曹は、直接陸士の指導にあたるものであるから、その言動が陸士に及ぼす影響の大きいことを認識し、自ら技能を錬磨し、行状を慎み、服装態度を正しくし、率先きゅう行に努めるとともに、陸士と生活を共にし、懇切公平慈愛心をもってこれを善導しなければならない。
以上が陸曹です!といっても何のことやらと言った感じ…
要約すると以下です
陸士の見本であれ
自ら技能を磨き、部下を正しい方向へ導け
部下と生活を共にし、公平と慈愛をもって善導せよ
つまり陸曹とは、自分を犠牲にしてでも部下を守る立場であり自己犠牲の精神です
「ただの職業」として入隊した人間がここで必ずつまづきます
本来、軍隊は命の預け合い
陸曹になれば、部下の失敗は自分の責任になり、言動・服装・体力——すべてが部下の目に映るものと意識する必要があります
デブで体力なし、口だけの陸曹は絶対信頼されません‼
それは「管理職として機能していない」ということ
陸曹を目指すなら、「責任を負う覚悟」が先に必要ですし、給料が上がるから陸曹になる、という発想では長続きしないのは当然です
陸曹は役職ではなく、部下の人生に責任を持つ立場であることを前提に目指す必要がありますね
陸士とは

陸士は深くその使命を自覚し、上官を信頼してその指導に従い、よく規律を守り、常に強健な身体を養い、相互に人格を尊重し、誠実に職務の遂行に努めなければならない。
「陸士の心構え」を要約すると以下です
使命を自覚し、上官を信頼して指導に従え
規律を守り、強健な体を養い、誠実に職務を遂行せよ
シンプルに言えば、指示を正しく受け取り、体力をつけ、真面目に動けということです‼
正直に言うと、この心構え通りに過ごせる陸士は多くないです
上官が全員信頼できるわけではないのも分かります
規律が破られる場面もあることも何度も見ましたししてきました
体力練成を怠る日だってありました
でも「心構え」とはそういうものなのです
完璧に守れなくても、頭の中に置いておくことで行動が変わるということ!
陸士の期間は「自衛官の基礎を作る時間」なのでここをサボれば、陸曹になっても土台がない状態
陸士のうちに体力と基礎を徹底的に積むことで選択肢は確実に増えます
陸士は下積みではなく、自衛官としての土台を作る最重要期間でもあり、もし自衛隊を辞めることになっても自分を律する訓練をこの期間に行っておけばどこへ行ってもやっていけます
陸曹と陸士の違いは

陸曹と陸士では簡単に言う所の、正社員と派遣社員のような違いがあって、その他責任や役割が増える一方給料は大して増えないことが大きな課題でもあるかとぼく自身は思っています
責任は増えるが給料は「少し」増える
定年は「大きく」変わる
まず数字で比較してみます!(今後人口減少により変わる可能性はある)
| 項目 | 陸曹(3曹) | 陸士(士長) |
|---|---|---|
| 月給目安 | 約21〜23万円 | 約18〜20万円 |
| 定年 | 54歳まで勤務可能 | 任期制(2〜3年更新) |
| 責任範囲 | 部下の指導・管理・連帯責任 | 個人任務の遂行のみ |
| 昇任試験 | 必要(筆記・実技) | 不要 |
| 将来性 | 定年まで安定雇用 | 任期満了後は転職が必要 |
| 役割 | 部下育成・管理・判断 | 作業・任務の実行 |
この表を見て気づくことがあるかと思います
給料の差は「少し」だが、責任の差は「大きい」ことです
これが陸曹になることへの最大の心理的ハードルになります
でも見落としてはいけない事実もあります
陸士のままでは定年まで働けない
任期制のため、2〜3年ごとに更新が必要で、最終的には自衛隊を離れる可能性が高いということ
陸曹になれば54歳まで安定した雇用が保証されます(今のところ)
この差は、長期的に見れば給料の差より遥かに大きいです
自衛隊を長期キャリアとして考えるなら、陸曹を目指すべきですし、「責任が増えるのが嫌」という理由で陸士に留まると、数年後に「転職」という現実が待っています
陸曹と陸士の最大の違いは給料でも責任でもなく単に「定年まで働けるかどうか」
最近では責任を取りたくないそんな風潮ですが長期キャリアでなければ自衛隊は続けることは不可能なのです
まとめ
今回は陸曹と陸士の違いについて解説しました!
上記の内容を知っておくことで、自分の立場や役割を認識して自衛隊での生活の方向性を決めやすくなります
陸曹と陸士、どちらが正解かという話ではないですが自分の人生設計に合っているかどうかが全てです
自分の方向性が決まったらリンクをクリックして次のステップに進んでください☆
- 自衛隊を長期キャリアにするなら → 【完全まとめガイド】陸曹になるには?陸曹教育隊の全てを元自衛官が徹底解説!
- まず自衛隊の仕事を体験したいなら → 【自衛官志望者必見】候補生はどっちが得?一般曹VS自衛官候補生のリアルな選び方!
陸士として入隊し「いつ陸曹を目指すか」を早めに決めておくことはとても重要です
任期が重なるほど、転換のタイミングを逃しやすくなるためです
どちらの道を選んでも、土台になるのは体力と基本基礎で、それだけはどちらの立場でも変わらないものとなります
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