レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
なぜなら、ぼく自身も実際に無くしかけたこともありますし、同期や中隊の人が無くした際にも大捜索を経験したことがるため、知っていただきたいからです!
記事を読み終えるころには、自衛隊の「物品愛護」という根幹となる観点までりかすることができます
「薬きょう」いうのは銃を撃った時に出る弾の先の部分ではなくて「火薬の詰まった胴体部分」のことです
以下「薬きょう」と呼称します!
自衛隊の薬きょうの話
自衛隊に入隊したして衝撃的だったことが、銃を撃った撃ち殻(薬きょう)をほぼ全回収していることにめっちゃ驚いた(>_<)
映画やドラマで薬きょうを回収している所を見たことがなかったし、海外映画なんてましてや撃ちまくりの薬きょう捨てまくりみたいなイメージだったので正直入隊当時は面倒で意味が分かりませんでした…
射撃をした後に駐屯地内で何パーセント回収、演習場でも何パーセント回収と数字で決まっています
これについては色々な理由がありますが、まずもって日本は銃社会では無いので実弾を持っていては銃刀法違反になるし、何発渡して何発撃って何発残っているかを管理するためでもあります
こういった銃弾(弾薬)1つに対しても細かい規則や管理体制の中射撃というのは行われるわけで、事故や紛失が減らされているという話ですが(2023年(令和5年)6月14日)に残念な事件は起きてしまいました…
厳しく管理することはとても良いことですが、軍隊的イメージとはかけ離れて少し戸惑いもしたのを今でも覚えてます
ではなんで「物品愛護」につながるのか?
実は銃弾1発無くすとめちゃ大変やねん!
世はまさに大捜索時代の始まりです(家に帰れなくなることも普通にあります)
新隊員の時には大体1発くらいは落として無くす人もいますが、その隊員をさらし者にして全員で地面にはいつくばって捜索してモノの大切さ、管理するということの大切さを叩き込まれるのが入隊して最初の地獄です
さらし者といううと少し語弊があるかもしれないですが、明日は我が身ということも教え込まれ誰も無くした本人を責めることはないから大丈夫‼
実際にぼくも2,3度無くしかけたことがあったけど自力で見つけてホッとしたことを覚えてる
後から班長達の話を聞くと薬きょうだけではなく、別に他のモノでも同じで誰が何をなくしても同じことをするという話でしたし、ぼくが班長として新隊員を教育した時も同じように身をもってモノの大切さを教えていました
戦場において1つのモノをなくすということは命取りになるから大切なことです
「ブラックホークダウン」という映画にレンジャー部隊が戦地に投入されるときも、短時間の任務だからと水をもっていかなかった隊員がいてそれが命取りになりかけてたなー
精鋭部隊でもこのような慢心や危険見積もりの甘さから命の危機にさらされるはめになるということです
しかしながらデメリットもある(;´Д`)
「薬きょう」を無くさないための「薬きょう受け」を取り付けることによる射撃技術の向上の妨げにもなるし、時間的な制約がかかってます(点検や捜索、準備などなど)
鼠色のカバーでチャックがついているのが「薬きょう受け」という薬きょうを受け取る袋です
安全第一は自衛隊も同じですが、やりすぎもいかがなものかと思いながら訓練をしていたこともあったなー
もう1つ驚いたのはアメリカで訓練を受けた時に、薬きょう自体は回収はしましたが、アメリカは訓練の最後に固まって落ちているものだけ(実弾含む)回収して、細かく何パーセント回収なんてことはやってなかった(>_<)
撃ちまくったから、その後ちょっと掃除しとこかーくらいの感覚(゜o゜)
その代わり射場規律をしっかりしていて、結構これをやってはいけませんよってことが最初の説明で言われました
では「物品愛護」とは何なんでしょうか?
物品愛護ってなに?
「薬きょう」のお話から「物品愛護」は非常に密接で、ものを無くさない壊さないは自衛官の基本的な躾として全隊員に徹底されています
防衛費は限りがあってぼくの感覚ですが、要望したものが手元に来るのに4年はかかるという感覚があるし、武器や兵器は10年は遅れているとも言われていました
だからこそ根付いた考え方であり、今でも実践されているんやなーって感じ
車両、武器、弾薬はまだいいけど、被服類は最悪…
自衛隊で支給される被服類は中々交換してもらえないのです
上記写真でも見てわかるように、真ん中の人は雨を弾いてるけど、左の人は多分というか絶対に中の戦闘服まで雨で染みている状態です(経験済み)
雨衣(カッパ)は特にすぐ防水が取れるのに交換してもらえないし、戦闘服は破れても縫い合わせて使っている隊員も沢山いるのが現状
自衛隊員は安い給料でぼろい服や装備で我慢強く頑張ってるんや!
自衛隊が今ほど認知されていない昔から物を大事にしろと言われてきたのです
大事にしてないわけでは無いですがそれ以上に「躾」として教育される理由がこういった背景から読み取れますね
防衛費の使い道は詳しく分ませんが、もっと働く人のためもに使ってほしい思いと、お金の使い方の分かった人間が官僚にいてほしいと節に願う事しかできへんくて辛い…
まとめ
今回は自衛隊の薬きょうの話(物品愛護)について解説しました!
自衛隊にとってモノ1つ無くすことで大惨事になりかねないこと、そうなっていった背景など少しは分かってもらえたと思います
今後自衛隊の隊員や車両を見かけたらそういった観点や視野で見ていただけると隊員たちがけなげで愛おしく思えてくるんちゃうかな(;^ω^)
防衛費増やせとは言わへんけど減らせとも言えなくなるのではないかなと思うで
最後までみてくれてありがとー
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