結論から言いますと、暗記と体力アップです!
自衛隊に入隊しても正社員になれたというわけではありません。
最初は陸自なら陸士、海上なら海士、空自なら空士という階級の位置付けになります。
2士、1士、士長と階級を上げていくと一旦上げ止まりになります。
階級を上げるには試験が必要で、それが陸曹候補生選抜試験というもので正社員になれる試験です。
以下の記述では陸自の話を前提に書いていきたいと思います。
陸曹になると決めたら
どうやったらなれるの?
陸曹になると決めたら筆記試験、体力試験、面接などを受けます。
筆記試験は自衛隊法の勉強がほとんどになっています。
試験内容は服務小六法という分厚めの辞書のようなものから範囲が抜粋されて出題されます。
一般教養も出ますが中学レベルの過去問をやっていれば十分といった感じです。
体力試験は自衛隊で定められた体力検定の基準に受かることが条件です。
面接はその所属する駐屯地や基地の偉い人たち数人と集団面接若しくは個人面接を行います。
こんな怖そうな人は来ませんので安心してください。(笑)
私が所属していた水陸機動団の水陸機動連隊はプラスでレンジャーの素養試験(体力試験)がありました。
ではそれぞれの試験は難しいのかどのような内容なのかを下記で見ていきましょう。
試験は難しい?
まずは筆記試験です。
難しいか簡単かで言えば難しいですが覚えるだけというのが適切かと思います。
自分もそうでしたが「自衛隊に入って勉強せなあかんのかよ!」と思っていました。
でも階級を上げて仕事の幅を広げるには受かるしかありませんので勉強しました。
正社員になるには誰もが通る道です。
しかし仕事をしながら勉強となると自衛隊の甘い汁を吸いすぎてる隊員は挫折する人が結構います。
陸曹候補生の試験は暗記するだけと覚えておいてください。
次に体力試験ですが、はっきり言って楽勝です。
きつい言い方をしますがこれに落ちるレベルなら自衛隊を辞めた方がいいです。
そもそも任務放棄ですし、士官階級のものは日々体力を錬磨するという義務が自衛隊にはあります。
なので詳しく書きませんがほんとに自衛隊のゆるい時間に流されて何もしないで生きているとただのブタです。
これは日々鍛えるようにしましう。
陸曹になると陸曹教育隊というとこに行くのですが、体力だ無いと正直きついですし、これを卒業すると部下を持つことになるので体力、知識は無くてはいけません。
なので暗記するだけの試験も、楽勝の体力試験もそれ以上にやっておくことに越したことはないのです。
だからあえてキツイいいかたですが、陸曹になるという事はそういう事だという事。
どんな先輩ダメ陸曹でも最低限この試験に受かって、6か月の教育を修了しているという事を忘れてはいけません。
面接は十分練習して臨みますし、中隊としても練習の時間をくれたりします。
アドバイスとしては答えを決めていくのもいいですが、自分の意見を話せる練習をしておいたほうがいいとお思います。
相手も自衛官で決められた答えは理想的でいいと思いますがバレます。
この人は答えを作ってきたなと。。。
なのでイレギュラーな質問がきても素早く的確なレスポンスで返答できるように練習しておくとベストです。
その他、水陸機動連隊ではレンジャーの体力試験もしているといいましたが、ほかの所はやっていません。
ちなみにレンジャーの体力試験はかなりきついです。
水陸機動連隊ではこの試験は受かっても受からなくてもいいのですが、例えば同じ点数、同じ体力試験の点数となるとこの試験の差で受かったり受からなかったりします。
まとめ
以上のことを全てクリアして初めて陸曹になる試験に合格となるのですがまだなれたわけではありません。
途中書きましたが陸曹教育隊に6か月教育を受けに行かなければ階級をもらえないのでそこの話はまた別に書いていきたいと思います。
リンク先 ⇒ https://dkblog01.com/rikkyou/
筆記→体力試験→面接の流れを全てクリアすると覚えておいてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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