レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・国家を守る公務員
・充実の福利厚生
・あらゆる仕事がある職場
・女性にも広がるフィールド
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
自衛隊の公式応募サイトには「自衛官を知る」という項目があります
一見すると当たり前の紹介ですが、そこには“自衛官という職業の本質”が凝縮されています
今回はその内容を、元自衛官の視点から 紹介されている5つの項目を深掘りし、現場でのリアルも交えて解説します
記事を読み終えるころには、自衛隊に入隊する前に知っておけばよかったとならないように自己防衛できます
安定したワークライフバランス

自衛官は規則正しい生活と安定した収入を得られる職業です
営内での生活リズムや勤務体系は規則的で、土日や長期休暇も確保されています
また、若いうちから住宅や食事の補助があり、生活基盤が安定することは皆さん周知のことです
「自衛官は基本的に週休2日制です(8時15分~17時までの1日7時間45分を基準)。さらに、祝日や特別休暇もあり、訓練等で休日勤務した場合は代休を取得していただきます。」こちらが実際に記載されているものですが、これを見て入隊を決めてはいけません
実際に入隊してみて、上記のようには行きませんでした
演習や、当直、警衛、災害派遣など自衛隊の勤務は多岐に渡ります
休みは必ずもらえますが週休2日は守てくれますが、僕は30連勤したこともあります(後で大量に休みがもらえるもしくは、連休などにつなげてもらえる)
「安定と規則正しさ」が、自衛官の大きな魅力のひとつですと謳っていますが、実際はそうもいかないことがあるという事を頭にいれておきましょう
国家を守る公務員

自衛官は「国を守る」という使命を持った唯一の職業です
公務員としての安定性を持ちながら、災害派遣や防衛任務といった国家的役割を担い、単なる“仕事”以上に、国民を守る誇りと責任感が特徴です
これは他の公務員にはない、自衛官ならではの価値といえます
しかし、実際はどうでしょうか?
僕の個人の意見でいうと、そうでもないというのが本音です
災害や戦争はない方が良いに決まっています
その中で、国民を守る誇りと責任感が本当にモチベーションややりがいに繋がるとは到底思えない日々をすごしてきたからこそ、そのギャップを理解した上で入隊をするべきと思います
災害や戦争はない方が良い=ほとんどないもしくは戦争に関してはしたことないのです
自衛隊の活躍しているイメージだけで入隊すると日々の訓練や作業に全くモチベーションは関係ありません
淡々とその日が来ることがないように願いながら仕事をするだけの日々になります
「国家を守る」という使命感が、日々のモチベーションになることはないと心得て入隊を決めましょう!
充実の福利厚生

自衛官は他の職業と比べても、福利厚生が非常に手厚いです
営内外での住居・食事補助、医療サポート、年金制度、各種手当などが揃っていますし、人員不足から更なる改善も進みつつあります
また、隊員やその家族のための保養施設やクラブ活動もあり、生活を豊かに支える環境が整っています
安心して勤務に集中できるのは、この福利厚生のおかげです
良くない面をあげると2025現在、日本の現状は非常に厳しく物価高に対して給料は自衛官と言えど非常に厳しく、子供を持てば共働きは必須状態
長期の演習があると配偶者は働くこともできない現状もあります
福利厚生は充実していながらも裏で抱える闇は大きいです
また、官舎などの低賃金で住める宿舎を自衛官は借りれますが、とてもきれいと言えるところはまだまだ少なく老朽化が進んでいます
結局一般の賃貸に頼る人も多いですし、自分もその一人でした
また、官舎については近隣が全て自衛官の妻や家族という事もあり問題が後を絶ちません
「生活の安心」があるからこそ、職務に全力で取り組めます
しかしながら家族をもちたい、いい所に住みたい、自分だけの給料で将来は暮らせるようになりたいという方は要注意です
あらゆる仕事がある職場

自衛官の仕事は戦闘訓練だけでなく、幅広い分野があります
整備、医療、IT、広報、会計、音楽隊など、一般企業に匹敵する多彩な職種があります
自分の適性や希望に応じてキャリアを選べるのが大きな特徴で、専門スキルを社会でも活かすことが可能です
さあ、ここまではめっちゃいいやん!とみんなが思うとこです
現実は違います!
経験上好きな職種につける人は一握りですし、専門スキルは順番待ちや部隊の部隊の要望次第では中々取れない、もしくは取得前に自衛隊を退職・退官なんてことは普通です
僕が13年勤めて取った免許はゼロ(車は大学生時代に取得済み)
民間で何も役に立つものはありません
最低限車の免許はほとんどの自衛官が取れますが、順番待ちで待ちきれず辞める人もいます
「幅広い選択肢の中から自身の適性に応じた分野で活躍できます」という文言については嘘ではないですが真実でもありませんので注意してください
「多彩な職種」があるからこそ、誰にでも活躍の場がありますがその一方で所属する部隊によっては自衛隊でしか役に立たない免許や何も資格を取れないこともあるという事を肝に銘じておきましょう!
女性にも広がるフィールド

自衛隊は女性の活躍の場が急速に広がっています
近年は女性自衛官の採用も積極的に進められ、幹部候補や専門職での登用も増えています
育休制度や子育て支援も整備され、**「結婚・出産後も続けやすい職場」**になりつつあります
これは従来の「男性中心」というイメージを大きく変える要素です
上記のように女性自衛官が活躍し始めていることは事実ですし結婚・出産後も続けやすい職場であることは保証します!
しかしながら、普通科などの体力や腕力のいるような職種では現場目線でいくと特に必要としていないのでは?というのが個人的経験則からの意見です
差別ではなく女性には女性のできる仕事が自衛隊にも沢山あって、それを覆してまで最前線で戦うような職種に配属する必要性はないと感じる一方、人員不足の加速と女性も最前線での勤務を要求するような世間の圧が自衛隊にも及んでいると僕は感じます
自衛隊という仕事は特殊です
世間一般の仕事がダメだとか自衛隊だけはそう言っとけばいいみたいなことを言いたいのではありません
女性の活躍できる自衛隊は素晴らしいですが生物学的に考慮した配置が必要だと僕は強く思います
五ノ井さんの問題も決して忘れてはいけませんし、こう言いた問題があるからこその配置や配慮が必要不可欠なのです
「女性でもキャリアを築ける」職場として、自衛隊は進化しています
とてもいいことですが、自分がいざ入隊した時のギャップに戸惑わないように心の準備もしておくべきでしょう
まとめ
今回は応募サイトが伝えない“自衛官の本質”5つのリアルを解説しました!
上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります!
下記のリンクをチェックして、自衛隊の仕事内容について理解を深めるといいと思います
結論とまとめとして自衛官募集サイトの「自衛官を知る」という項目の本質は、以下の5つに集約されます
・安定したワークライフバランス
・国家を守る誇り
・手厚い福利厚生
・多彩な職種とキャリアの幅
・女性の活躍の場の拡大
自衛官は、単なる“安定職”ではなく、誇りと多様性を兼ね備えた職業です
一方その裏では僕が語った真実を忘れずに入隊を志していただくとギャップは少なく自衛官人生を長く続けることができると信じています
@dkblog01(instagram)


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