レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・演習での生活方法や環境について
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
なぜなら、初めての演習に行った際にあまりの環境のすごさに驚きますが、そういった環境にも適応しなければいけないため、あらかじめ知っておくことで心と物の準備ができるからです
記事の前半では「演習の種類」後半では「演習場での生活方法や環境について」を紹介します
記事を読み終えるころには、どんな演習に行っても気持ちと物の対応が出来るようになります
準備を万全にして対策していきましょう!
演習の種類
整備演習
「整備演習」は演習場を整備しにいく演習になります(通称:演習場整備)
演習場内の腐った木や伸び散らかした雑草などを切り取ったり刈ったりするための演習になります
自衛隊は業者を雇ってということはしないため、すべての整備や修理なども自己完結できる能力を保持しています
長くて1週間程度いくこともあります
お風呂や食事は毎日入れて食べれるから、「整備演習」は比較的楽で楽しいほう☆
むしろ当たりの演習です!!
朝はパンが配られて昼はレーション(戦闘糧食)、夜は温かいごはんが食べれます
お風呂は昔からの大浴場で決して綺麗とはいえないけど、あえて入れるだけマシと言っておきます!
射 撃
「射撃演習」はその名の通り射撃のための演習になります
演習場では様々な射撃がおこなわれています
小銃、迫撃砲、機関銃等々(たまに爆破とかも)朝が早かったり、夜が遅かったりするのがちょっとキツイことがあるけど、3食食べれて寝れるのでまだこの演習もマシな方になります
射撃は時間制限が演習場によって定められてるから、朝一で開始するために準備で早めに動き出したり、夜間射撃のために夜は遅くなったりするため、朝早かったり夜遅かったり不規則な動きになってきます
風呂や食事は「整備演習」とほぼ同じになります
「射撃演習」は武器の整備やその他のモノの整備に追われて時間が無くなることが多いけど、特に多いのは射撃中に起きる不足事態や、天候による時間の制限で時間が押すことが多いイメージ
検 閲 等
検閲というのは今ままで訓練してきたことを自衛隊の偉い人に評価してもらうための試験みたいな演習になります
これは年に最低1回はありますが、多くて4回、5回もあるときがあってそうなると本当に自衛隊を辞めたくなる…
なぜなら、検閲が始まると夜中に30㎞以上歩いた後、3日~6日程度は山の中で野宿が基本の生活になるからです
トイレはその辺に穴を掘って野糞、食事はレーションを食べ続けないといけないです
夜は車で行動している場合は車で寝れるけど、無い場合は外でポンチョをかぶったりしてその辺に寝ることがほとんど
夏でも冬でも関係なし!
もちろん快適に過ごすための努力はしても大丈夫ですが、どれだ快適に過ごせるように準備をしても、検閲の演習だけは慣れることは全くないといっても過言ではありません
しんどいものはしんどい!
普通科は特に検閲が多いですが、他の職種になるともう少し回数も減ってマシにはなるようです
どうやって生活するの?
整備・射撃演習
まずはトイレ!
トイレは外にボットンでお粗末な感じで匂いもきっついです
特に夏は最悪(;´д`)
宿泊施設には3パターンあって、「板間があるだけ」か「ボロボロのベット」か、「トイレや洗面ができるしっかりした建物」になります
しっかりタイプは中にトイレがあって水洗で超快適!
「ボロボロのベット」のところは2段ベットが大量に並んでいて、その上に寝袋を敷いて寝る感じになります
「板間があるだけ」のところはボロボロのベッドに敷いてあったであろうマットレスをたくさん並べてその上に寝袋を敷いて寝ることになりますが、文章では説明しずらい”(-“”-)”上記写真参考にしてください(自衛隊ではしょうしゃと呼びます)
整備・射撃演習はテントの時もあるけど、通常は廠舎か隊舎タイプを拠点に日々を過ごすことが多いためテントは最近ではめったにないといってもいいかもしれません(*´ω`)
食事は炊事班というご飯を作る小さい規模の部隊が、みんなに食事を提供してくれます
あったかいご飯は演習場ではありがたみを感じれるし、寝てお風呂入れるだけでも幸せを感じるから人生の価値観が変わるので、ぜひ経験をしてほしい訓練です
女性自衛官はトイレもお風呂も全て別になります。(当たり前ですが)男性自衛官とは別れているため、女性でも安心して演習に行けるようにはなっていますが、まだまだ改善は必要で、問題については逐次進められている段階と言えます
検 閲 等
まず拠点の宿泊施設(上記説明の3パターンのどれか)に不必要な荷物を置いて1日から2日準備に入ります
その後訓練に入ると行軍から始まり、基本的に演習場内の山の中で生活が開始されます
山の中で過ごすといいましたが戦争をイメージ・シュミレーションして生活するためご飯はレーション、お風呂なし、トイレ無しが基本になります
そういった生活が何日か続いて自衛隊の偉い人たちが決めた到達基準に到達すれば訓練は終わります
その間拠点の宿泊施設には帰ることは出来ません‼
「整備演習」でマシといったのは、こういった人間らしく暮らせなくなることが要因にあります
終わった後のお風呂や食事は最高で、普段自分たち日本人がいかに恵まれ、当たり前に過ごさせてもらってるかが身に沁みる瞬間です(*´Д`)
まとめ
今回は演習の種類と生活環境についてを解説しました!
上記の内容を知っておくことで「演習の種類」「演習での生活の方法」が理解でき、心の準備も万端になります!
さらには、演習に際してのモノの準備も怠らずに、演習に臨むことができるでしょう☆
大変なときは大変ですが、普段は毎日きついことをしているわけでは無いので自衛隊を目指している人は安心して入隊してください
演習は団体生活の中の極みみたいなもので、虫嫌いできれい好きの僕ですら強くたくましくしてくれました!!
というより強くならざる負えない状況になるから、経験できたことはすごく良かったな☆
そして僕はさらなる高みを目指してレンジャー訓練に立ち向かうことになったのですが、検閲が楽勝に思えるほどの厳しい訓練でした
下記のリンクをチェックして、レンジャー訓練はどうなっているのか一度見てみてください♪
レンジャー訓練のブログ内容は刺激強めなので、見たくない方はみないでください(>_<)
最後までみてくれてありがとー☆
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