レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・脱柵で待ち受ける処分・ペナルティの実態
・なぜ脱柵が起きるのか?防ぐためにできること
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
「脱柵(だっさく)」という言葉を聞いたことがありますか?
自衛隊の世界では珍しくない用語ですが、一般の方にはほとんど知られていません
実はこの「脱柵」、単なる“外出違反”では済まされない深刻な行為であり、処分やキャリアに大きな影響を及ぼします
本記事では、脱柵の意味から処分、実例までをわかりやすく解説します
記事を読み終えるころには、自衛隊の脱柵について理解できるようになります
脱柵とは何か?自衛隊ならではの意味と背景
脱柵は「無断で部隊を離れる行為」であり、一般社会の「脱走」とは異なります
自衛隊では任務や規律を守るために「脱柵」という独自の言葉が使われますが、小さな気の緩みや精神的負担が背景となることも多く外出証などを持たない隊員が無断で駐屯地や基地を抜け出すことを指します
そこに住む隊員はどこからどこからであれば無断で脱走できるかという事が理解できてしまいます
なぜなら警衛勤務にはほとんどの隊員が就くので、その際に歩哨(外哨)任務として行うため警備の穴を見つけることは容易なのです(外哨の時間や不具合のある警備線、乗り越えて抜け出せそうな個所や監視カメラの位置などを認知できるため)
申請をしないと外出できない営内者(寮生)が基本的に対象となりますので、営外居住証をもつ営外者は脱柵とはなりません
まず「脱柵」の定義を理解することが重要です
脱柵で待ち受ける処分・ペナルティの実態
脱柵は懲戒処分の対象であり、最悪の場合は依願退職や懲戒免職につながります
実は口頭注意から始まり、停職・減給・免職といった懲戒処分まで幅広いので、全部が全部懲戒免職になるわけでは無いんです
実際に、僕が見たケースでは口頭注意で依願退職みたいなケースが多い気がしています
依願退職にするのは自衛隊的にその本人の将来を踏まえた上での超絶神対応とぼく自身は思っています
恐らく組織に問題がある場合もあるので、自衛隊を悪い印象で辞めて欲しくないという自己防衛も含まれているのが現状かと思っています
刑事事件化するケースは少ないんですが、部隊内での信用を失うのは避けられないですしやらない方が良いです…
脱柵のリスクは「職を失う可能性」と「信頼を失う重さ」にあるので正しく退職しましょう
その方法はこちらクリックして確認してみてください!
なぜ脱柵が起きるのか?防ぐためにできること
まず原因は「過酷な任務」「人間関係の悩み」「精神的ストレス」この3大問題があげられます
特に若手隊員や新隊員が環境に適応できずに脱柵に至ることが多い印象です
上司や仲間のサポート、カウンセリング体制が予防につながりますがこれはあくまで予防であって完全には防げません(経験則)
意外かもしれませんというか、意外でもないかもしれませんがこの隊員が?みたいな隊員が脱柵することがある印象です
こういった隊員は実は内に秘めていることが多く見つけることが非常に困難です
このようなことはいじめや自殺にも繋がりかねないことですが国を守る仕事であるが故の自衛隊の課題ですね
脱柵は「個人の弱さ」ではなく「組織全体で防ぐべき課題」そして永遠の課題として最善を尽くして取り組んでいく必要があるべき問題ですね
まとめ
今回は自衛隊の脱柵について解説しました!
上記の流れを知っておくことで理解でき、退職は普通にした方がいいという事が理解できます!
下記のリンクをチェックして、退職の手順や退職するための心構えも確認しておきましょう!
脱柵は単なる無断外出ではなく、自衛官のキャリアや人生を大きく左右する重大な規律違反です
その背景には厳しい環境やストレスがあり、誰にでも起こり得る問題でもあります
本記事を通じて、自衛隊という組織の現実と、そこで生きる自衛官たちの苦悩を少しでも理解していただければ幸いです
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