【陸上自衛隊】行軍訓練の荷物の重さは?総重量は?

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レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!

・背のうの中身
・通常装備とその他

以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます

 

なぜなら、ぼく自身も幾度となく行軍を経験してきましたし、その辛さや重さなどを実際に体験しているので詳しく紹介できると思ったからです

 

実体験をもとにコツや工夫の仕方なども付け加えて説明します!

 

記事の前半では「背のうの中身」後半では「通常装備とその他」を紹介します

 

記事を読み終えるころには、行軍の際の荷物の重さが理解でき工夫することで自分へのダメージを少しでも軽減することができます

背のうの中身

背のうの中身については、あまり公開されていませんが、自衛隊の一般的に入れておかなければならなものを紹介したいと思います!

 

マストアイテム一覧

・戦闘服上下1着・ポンチョ・雨衣・着替え3日分(パンツ・靴下・Tシャツ・タオル)・飯ごう・水筒・エンピ(スコップの大きい版)・レーション・冬には外被上下や内衣

冬に防寒になる自衛隊支給品がマストで入る感じになります。

 

これだけでも結構な荷物の量にはなりますが、続いて個人的に自分で考慮したうえで持って行くマストではないが必要だと思うものをあげていきます!

水分・軽食・ブラックテープ・ヘッドライト・ツールナイフ・予備の作業用手袋・ハンドライト(遮光つき)などが追加で入れておくことが多いものになります!(あくまで自分経験則上のもの)

 

水分は行軍の時必要な量を自分で考えて持って行く必要がありますし、軽食も歩きながら食べたり、休止中にたべたりするものもありますので、結構量は増える傾向です

 

ぼくは結構我慢する方だったので、アメちゃんの袋と冬はチョコレートを少量、魚肉ソーセージって感じでしたが、お腹空いて我慢できないひとや、水分が多めに欲しいって人は水分を多めに持って行くことになります!

 

ここで超大事なのは、荷物が増えても定められた距離は歩ききらないとダメだという事

荷物が増えて、重くて途中リタイアするようでは訓練にはなりません

 

ぼくは一度もリタイアしたことはないですが、癖になると毎回リタイアする人も多々いることは事実です

荷物のバランスは結構大事で出来るだけコンパクトに軽くすることが大事なのです

 

ではコツや工夫について説明します!

 

まずは固定で入れる荷物の軽量化を図ります

自衛隊のポンチョは二枚重ねになっているので、中綿のふわふわの部分は基本外して防水処置をします

次に、着替え3日分は出来るだけ軽く薄い記事のものを購入して防水処置をします

薄いものとはエアリズムのパンツや靴下は厚手ではなくスーツを着る時のような薄いものを入れておき、タオルは速乾の薄くてかるいものを購入しておきます

 

シャツについては迷彩かODカラーものなので、軽量化は図れませんので、普段自衛官が着用しているものを入れるしかないです

 

後はマストではないものについては自分で考えてこれくらいなら最後まで歩ききれるといったものを持って行けばよいかと思いますが、ぼくが挙げたものはないと困る最低限のモノなので、持って行くことをおススメします

 

普通科の隊員は行軍訓練は平均35キロの距離を歩くので、その点を考慮した荷物の量にする必要があります

 

ぼくは水は2ℓ、(水筒1ℓとは別)とスポーツドリンク500㎖を持って行くようにしていました

冬はもう少し少なくして1ℓに減らしたりと調整をするようにして、他にも外被や内衣など品目が増えるのでその点も考慮する必要があったからです

 

荷物の軽量化のほかにコツを記載すると、重たいものは出来る限り背のうのうえに来るようにします

そして、背のうにはバックルがサイドについているのでバックルをしばって、荷物が中で揺れないように固定をすることも大事です

また、荷物のバランスも非常に重要で左右均等に荷物の重さを分配するように詰め込むことも忘れてはいけません!

 

背のうだけでトータル15キロから20キロとなるでしょう

通常装備とその他

装備品について記載します!

マストは下記です

銃・銃剣・弾倉×6(弾薬無し)・弾嚢・救急品セット・弾帯・サスペンダー・防護マスク

 

さらに、マストではないが殆どの隊員がつけているものがダンプポーチと呼ばれる、袋のような入れ物を弾帯につけます

非常に便利で、軽食や水分、その他すぐに使いそうなものはみんなここにいれて取り出せるようにしている隊員がほとんです

 

僕自身も行軍の際には必ずつけますし、状況中でも空の弾倉などを入れておくこともあります

自衛隊では弾倉を無くすと大変なことになるので、ダンプポーチがあるとすぐにしまえてゴムですぐにふたができるのでめっちゃ便利グッズになります!

 

行軍中は弾薬を持ち歩かないのですが、弾薬を入れると結構な重さになりますね

 

本来は自分の分は自分で持ち歩くのが鉄則ですが、行軍訓練の根幹は疲労した状態でいかにその後の訓練を乗りきるかにあるので、ただでさえ荷物と装具や装備品で重たいので十分な負荷があります。

 

また無くすと困る、安全管理上夜間で実際に銃をもち、実弾を持つとなると起きてはならない事故がある可能性もあるためという観点から持ち歩くことはしなかったのだと認識しています!

 

その他・軽迫部隊などは81㎜迫撃砲を自小隊で運んだり、軽火器についてはMINMIやラRAMといった小銃以外の武器が装備品としては加わることが通常です

 

その他を除けば装備品は大体10キロほどの重さになるかなと経験則上思います!

 

ここで、コツや工夫を紹介したいのですが、装備品に関してもバランスが重要です!

 

銃剣をつける位置はダンプポーチの反対にするとか弾嚢は均等に配置するなどの工夫は当たり前ですが、一番重要なのは団体の内側です

 

なぜかというと、団体の内側は装着した装具の金具がむき出しだから、腰回りにめちゃくちゃダメージがきます

 

そこで必要なのが弾帯パッドです!

これは神アイテムで自費でも購入することをオススメします☆

というよりも購入マストアイテムです!

 

ぼくは3個ほど買い換えて一番しっくりくるものを見つけましたが、こればっかりは実際の行軍や長期訓練で試さないことには答えは出ません

 

結局どこかしらは痛くなったり、皮がめくれたりとあるのですがないよりマシですし早い段階で自分に合うものをぜひ見つけてください

 

他にも銃のスリングや、サスペンダーに工夫したりもいいのですが、背のうとの兼ね合いで一番問題なのは弾帯回りです

 

ココを克服すれば後はひたすら将来のことやこれが終わったら何が食べたいとかエッチなことを考えてると歩いて1晩過ぎます!

 

総重量は25~30キロほどになるでしょう!

まとめ

今回は行軍時の荷物の重さはどれくらいになるのかについて解説しました!

おさらい
・背のうの中身
・通常装備とその他

上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります!

 

下記のリンクをチェックして、行軍の意味や全般的な流れをつかみましょう!

最大30キロと考えても結構重いように感じますが、実際は装具の重さより背のうの重さを感じやすいので体感的には15キロから20キロプラス小銃の3.5キロといった感じです

 

行軍訓練は自分と重さと時間との戦いです

 

攻略は事前の準備にかかっていることを忘れないようにしましょう!

行軍が終わっても訓練はおわりません!

 

そのあとどれだけ体力気力を残しているかも重要なので、慣れはしないですがしっかり準備と日ごろの体力作りは怠らないようにしましょう

 

最後まで見てくれてありがとー
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