レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・風呂は共同!
・寮生活=集団生活の極み
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
陸上自衛隊の「中の生活」、気になりませんか?
自衛隊といえば訓練や任務のイメージが強いですが、実は多くの人が気になっているのが「食事」「お風呂」「寮生活」などのリアルな日常じゃないかと思います!
この記事では、元陸上自衛官の視点から「知られざる生活の実態」をわかりやすくご紹介します
入隊希望者や家族、好奇心がある人まで必見の内容です!
なぜなら、ぼく自身も入隊するまでは、とても厳しく自分の時間なんてないと思っていましたし、その現状を知るには入隊するしかなかったからです
記事を読み終えるころには、自衛隊の陸上自衛隊の「中の生活」についてより理解できるようになります!
食事のボリュームと味は?意外にも“満足度高め”
陸上自衛隊の食事は、味はともかく、ボリューム満点です
基本は「隊員食堂」で1日3食提供され、費用は一切かかりません!
これは寮(営内居住者や特別勤務者のみ)になります
「幹部食堂」と「曹士食堂」に分かれますがメニューは同じです
メニューは栄養バランスを考慮され、和洋中バリエーション豊富でカロリーは多めに計算されています
ただし、訓練をすることが前提での食事メニューなので何もしなければ絶対に太ります(^▽^;)
訓練中や演習時は全隊員「缶メシ」「レーション」が出されますが、味は好き嫌いがあると思います
僕は嫌いでしたし、レンジャー訓練でより嫌いになりました…
補足として、所在する駐屯地で食事の味は変わります
「ん??」と思った方もおられると思いますが、駐屯地(人数)によって予算の割り当てが違うので、ご飯の質が変わってくるのです
最初にいた駐屯地は普通科連隊でしたので、正直あまり美味しいとはいえたものではなかったですが、食べれるだけマシだと個人的には思います!
とにかく食事面の心配はほぼゼロで、むしろ外より健康的な生活ができること間違いなしです☆
風呂は共同!でも清潔&快適でほぼ銭湯
大浴場は想像以上に快適です!
ストレス発散の場にもなっていますし、サウナもありますよー
基本は共同浴場(大浴槽+シャワー)で、夕方の入浴タイムに全員利用可能です!
入りたければ、駐屯地に住んでいなくても入浴して帰れます☆
毎日浴槽当番がいて、清掃が入るため清潔に保たれ、湯船も広くてリラックスできる空間
会話の場としても活用され、上下関係を超えて打ち解けやすいのもポイントかと(古いですかね?)
最初は戸惑っても、慣れれば「癒しの時間」になること間違いないと思いますが安心してください
各居室のフロアに必ずシャワールームがついているので、大浴場が苦手な方でも、シャワーを利用できます
また清掃は入りますが、駐屯地が古い場合は汚そうにみえるかもしれませんが、古い銭湯と思えば問題ないくらいです
また、女性自衛官は女性自衛官専用の浴室が、女性自衛官の隊舎内にあり安心して使えるようになっています
ちゃんと同期のWACに聞いた話なので、見に行ったりのぞいたりしたわけではありませんので誹謗中傷はお断りです
寮生活=集団生活の極み。でも「自由」と「秩序」がある
規律ある中にも、思ったより自由があるのが自衛隊の寮生活です
教育期間中は8〜10人部屋が主流ですが、配属後は4人部屋くらいになるのが通常です
門限・点呼・掃除など基本ルールはあるが、スマホ・私物・ネットも使えますし、現在は人員不足の影響と様々な配慮を見直して個室化を進めているようです(2025年現時点)
ゲームや筋トレ、お菓子など楽しみ方も人それぞれ
ただし音・ゴミ・上下関係には要注意してください!
僕がいたころは先輩たちと同部屋で、プライベートもほとんどなく、荷物も個人のものは極力駐屯地に持って入らないように指示がありましたが(自衛隊の規則で決まっているのため)、現在ではだいぶ緩くなっており、趣味や好きなモノを持ち込める雰囲気ではあるようでした(現役後輩隊員情報)
窮屈に見えて、意外と「自分の空間」もあり、仲間との距離も自然に縮まることもあれば衝突することもあるので、お互いに良い距離感をもって快適に過ごす努力は必要不可欠です
まとめ
今回は陸上自衛隊の食事・風呂・寮生活について解説しました!
上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります!
下記のリンクをチェックして、自衛隊の一日の流れもつかんでおくとより自衛官の私生活が見えてきます!
想像以上に“人間らしい”自衛隊の生活
食事・風呂・寮…軍隊というと厳しさばかりを想像しがちですが、実際の陸上自衛隊の生活は「思ったより快適」「仲間と楽しめる」要素がたくさんあります
もちろん集団生活ならではのルールや不便さもありますが、それ以上に得られる経験と人間関係は、きっと一生ものになるはずです
また、その不便さも現在取り組みによって改善がなされてきていますし、今まで以上に過ごしやすくなってきています。
・令和7年4月1年間、営内または艦内で生活をした場合、1年間分20万円が最大で6年間支給(1年満たしたもののみ)また、現職ですでに居住しているものも対象です
・残留制度もほぼ廃止状態
とても羨ましいですねー月々にすると1.6万円程プラスになるという事ですね!
苦行だった私たちの分も営内生活を楽しんでください☆
@dkblog01(instagram)
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