レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・艇長訓練課程(C)
・洋上潜入課程(ⅰ)
じつは水陸両用徽章には3種類あって、どうすればすべて取得できるかがわかるように、今回お悩みをこのブロブでは解決していきます
なぜなら、ぼく自身も西部方面普通科連隊に転属し水陸機動団の立ち上げに携わり、水陸徽章に関することを知っているからです
記事を読み終えるころには、水陸両用徽章がなぜ3種類あるかについて理解できます
水陸両用基本訓練課程(W)
水陸両用基本訓練課程(W)については、泳力判定の素養試験に合格して、水陸両用基本訓練課程教育に入校し、訓練日程をを修了することで、徽章が付与されます
徽章には真ん中に桜花とオール(櫂)、その下に偵察ボート(水陸機動団に欠かせないもの)、さらに偵察ボートが波をかき分ける様子が周りを囲うように描かれているのが特徴です
このデザインは水陸両用基本訓練課程(W)、艇長訓練課程(C)、洋上潜入課程(ⅰ)すべて共通で基本のデザインとなります
また、洋上活動課程(V)という(W)より素養試験や訓練内容が簡略化されたものも実在しますが、よっぽど泳げないか、任務上必要のない隊員は(V)を持っていることがあります
徽章については真ん中のボートが無い徽章になります
水陸両用徽章については、以降艇長訓練課程(C)や洋上潜入課程(ⅰ)を習得したからといって、胸につける徽章のが数が増えるわけではありません
詳細は下記で説明します!
艇長訓練課程(C)
8人乗りボートの艇長(船長のようなもの)として応急対処や洋上生存術などを身につける課程で、修了者には「艇長き章」というものに切り替わります
艇長過程も教育入校し船舶免許などを取得後、徽章は櫂に金色(黄色)に変わります
色がつくだけではなく櫂の形も微妙に変化があり、櫂の持ち手が碇をイメージした矢印のような形になります
艇長過程はボートの操縦をしないといけないため、基本的に分隊の長や、レンジャー小隊と呼ばれる第一小隊、偵察や狙撃などの個人で動く隊員が優先していくことが多い印象でした!
個人的には小型船舶免許が魅力的でいつか行こうと目論んでいましたが、理由はいくつかありますが結果取得することなく退職することになりました…残念
洋上潜入課程(ⅰ)
洋上斥候としての能力を身につける課程になり、修了者には上記画像のような徽章が付与されます
変更点はボートの前にフィンがあり、そのさらに前にはSSと記載されています
SSの意味は申し訳ない…忘れました…
でも行う内容としてははっきり覚えていて、まず水陸部隊のボートはすぐにビーチへ上陸するわけではありません
そこで登場するのが洋上斥候の訓練を修了した隊員です
各ボートはまず沖から一定距離離れた一か所に集結します
そこで洋上斥候組が海に入り、沖まで静かに泳いでいきビーチなどの安全化を図って部隊を出来る限り安全に上陸させるのが目的となります
実際に教育に参加したわけでは無いので、教育内容までは把握してませんが、訓練は徽章を持った者たちとすることが大半ですので役割は理解しています
僕自身も希望しており、素養試験が受かる準備までは行っていましたが、当時はまだ、教育体制及び水陸機動団の人数の急激な増加により、順番待ちが多発状態でした
もちろん洋上斥候を保有するべき優先順位というのがあるので、ぼくは迫撃砲に所属且つ迫撃砲の中では優先順位は上であったが、全体でみると情報小隊や、狙撃など優先順位の高い人も多くいたので、退職までに間に合わずでした…
とにかく洋上斥候の徽章を手に入れるのは結構大変なので、必要のない部隊や小隊では希望者はさほど多くはない認識です!
僕は自衛隊で出来ることはやりたかった派の人間なので、希望したまでで、迫撃砲の部隊には特段必要性はないかもしれません
まとめ
今回は水陸両用徽章の3種類について解説しました!
上記の情報を知っておくことで今後、現役の方はどの徽章が必要なのかの参考になりますし、まだ水陸機動団に配属されていない方やこれからの人にも必ず水陸両用基本訓練課程徽章が必要だということが分かっていただけると思います
全部教育を修了すると、一つの徽章の中に3つ分の徽章がまとまった上記のような徽章が付与されます
水路潜入徽章というものになります
水路に関しては、無敵の称号ですね!カッコいいです!
ちなみに水陸機動団では、水路潜入徽章を持っている人をマスターといっていました
理由は水路に関することは全てできるから?(西部方面普通科連隊時代からそう呼ばれており、特に理由まで気にしてませんでした)
迷彩服に着ける徽章は、上記のような茶色っぽい色でSSと櫂が色塗られています
下記のリンクをチェックして、水陸機動団についてもっと知ってもらえたら幸いです!
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