レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します！
「自衛隊って自分に向いてるのかな？」そんな不安を抱えている方は少なくないと思います
確かに、自衛隊は厳しい環境もありますが、あるタイプの人にとっては天職とも言える職場！
この記事では、元自衛官の視点から、**「自衛隊に向いている人の特徴」**を5つに絞って解説します
・体を動かすことが好き、得意な人
・チームでの行動や助け合いが好きな人
・ストレスに強く、多少の理不尽も受け流せる人
・成長意欲があり、自分を鍛えたいと思っている人
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
記事を読み終えるころには、自衛隊に入隊を考えている人はもちろん、なんとなく興味がある方もぜひ参考にしてください！
規律やルールを守ることが苦にならない人
ルールに従うことが苦じゃない人は、自衛隊に向いています！
自衛隊は命令系統が明確で、ルール・手順・報告連絡相談が重視される組織なのはなんとなくイメージしやすですよね
ルールに従うことに対して「なんでそんなことまで？」と反発してしまう人は苦しくなりますが、「決まりがあるほうが安心」「言われた通りやるのが性に合ってる」という人にはむしろ快適な環境だと言えます
実際に、自衛隊ではルールや規律が厳しいので、ぼくはストレスに感じることが多く、何でこんなことまでという思いは退職するまでぬぐいきれませんでした
実際にどのようなルールや規律があるのか少しだけ例を挙げておきます
服装規律というものがあって、それは服装に関して定められた規律がありどういうものかというと、外出時の服装や（短パン、タンクトップはダメなど）訓練時、作業時、運転時などの細かくその時々にあったものが定められています
あとは営内規律や駐屯地規律とにかくいっぱいあって、地元ルールという謎の文化まで存在しています
基本的には慣れて、普通に過ごしていれば覚えずとも問題はないのですが、地元ルールだけは別です！
地元ルールというのは、各駐屯地や基地ごともしくは、中隊ごとにある暗黙のルールです（細かくて文面では説明困難ですが…）
様々な規律にたいして、地元ルールでより快適にしようというのが本来の目的ではありますが、そのルールが到底納得いくものではない限り、規律やルールを守ることが苦にならない人以外の人は苦になります
マニュアルやルールにストレスを感じず、きちんと守れる人は、自然に信頼される存在になり居心地も良いもになります
体を動かすことが好き、得意な人
体力や運動に前向きな人は、訓練も仕事も楽しめる傾向があると思います
自衛隊では、訓練や日常の業務で体を使う機会が多くあるのは当然ですが、「筋トレが趣味」「スポーツをしてきた」など、身体を動かすことに前向きな人は、疲れてもポジティブに受け止められるのが強みになります
体育会系出身者が多いのも納得です！
基本的に定年まで体を動かすことが通常運転となるため、入隊した時から覚悟しておく必要はあります
体力検定や格闘検定は毎年必ず受けないといけないので、体力があるに越したことはありません
だからと言って、体力がないから向いていないのかと言われればそうでもなくて、自分次第で何とでもなります
ただただ、体力系の人が多いといったことは事実で、入隊を機に自分の体と向き合うのもいいかもしれませんね
僕はどちらかといえば体力系だったので、仕事終わりに筋トレや持続走をすることが日課でしたが、仕事終わりに体力を鍛えれる人こそ向いていると思います
理由は実際の仕事中もはもちろん体力を使いますが、慣れると以外にもそうではないのです
自衛官に必要な体力は仕事終わりで鍛えてこそ本物になります
体力は一日にしてならず！
さらに自衛隊の寮で出る食事のカロリーは日常の訓練や、作業では消費できない時があります！デブまっしぐらです！
なので鍵になるのは仕事終わりです
安心してください、自衛隊は通常５時半には仕事は完全に終わります
後は自由時間、あなた次第です！
体力に自信がある、体を動かすのが好きな人は、そのまま武器になり仕事終わりに体力を鍛えれる人こそ向いているとお伝えしたいです
チームでの行動や助け合いが好きな人
仲間意識が強く、助け合いが自然にできる人は重宝されます
自衛隊では、1人の能力より「チームで動けるか」が非常に重要なお仕事です
訓練でも災害派遣でも、班や部隊単位での連携・協力が基本で「仲間のために頑張れる」「人を助けたい」という想いのある人は、やりがいを感じやすくなると言えます
実際に、現場では班編成で動くだけでなく、他の班が後れを取ればそのサポートに回ることも多々あります
教育隊では仲間を見捨てるような隊員は自衛隊に必要ないとみっちり教えられました！
人それぞれ能力は違うので自分が出来ることが人には苦手だったりという事はよくある話で、そこで手伝えるような人こそ重要であり、自衛隊の本質でもあります
助け合いや連帯感を大切にできる人は、現場でも信頼され、早く馴染めて自衛隊の仕事には向いています
ストレスに強く、多少の理不尽も受け流せる人
多少の理不尽やプレッシャーも受け流せる人は、心が折れにくいし自衛隊の組織に合っています
上下関係や訓練の厳しさの中では、「納得できへんけどやらなアカン」という場面も多々あるのが現場です
メンタルが強い人、あるいは深く考えすぎずに切り替えられる人は、自衛隊生活の中で伸びていく傾向があるように経験則上思います
自分もあまり物事を深く考えずに一つ返事で動く方がったので、特に苦労はありませんでしたが、それは陸士までの話で、陸曹になれば部下や小部隊の指揮をとることになるので、頭は使わなければなりません
色んなストレスがありますが、寝たら忘れるこれが最強です！
理不尽な要求はストレスになりますが、自衛隊のみならず社会というものはそういうものです
辛くなったら僕のブログをみて元気を出して欲しいです！
自衛隊以外の道もあるのだと…何とか生きていけてます(^▽^;)
感情を引きずらず、前向きに切り替えられる力は、大きな武器です
成長意欲があり、自分を鍛えたいと思っている人
「自分を鍛えたい」という想いがある人は、自衛隊で必ず大きく成長できます
自衛隊は、心身ともに自分を鍛えられる場所
厳しさを「修行」や「挑戦」と捉えられる人は、着実にレベルアップできるといっていいです
教育隊をはじめ、昇任試験や専門教育なども豊富で、自己成長の機会に恵まれた職場なのです
自衛隊にいる時間は、自衛隊以外の社会人よりも確実に有意義な時間があるという事を忘れないでください！
挑戦できる環境でありながらそのほとんどは無料で給料をもらいながらできますし、将来のことも考える時間も十分にあります
酒飲んで、働いて、パチンコ行ってなんて生活は絶対に止めてください（実体験）
今の時代は、貯蓄と投資、そして少し趣味と宴会などのお付き合いにお金を回す方が圧倒的に良いです！
大事なのでもう一度言います！特に貯蓄と投資です！そして将来どうしたいかなりたいかを必ず考えてください
宴会や飲み会は必ずあると思うので、自衛隊の人間関係をうまく回すために必要な投資と思って、割り切ることも大切ではないかと思います
「今の自分を変えたい」「成長したい」と思っている人は、確実に力をつけ自衛隊で一生を終える道も、その他の道も切り開けるはずですし、そういった人は自衛隊に向いています
まとめ
今回は「自衛隊に向いている人の特徴5選」を解説しました！
上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります！
入隊すると決めたら下記のリンクをチェックして、入隊後困らないように心と身体の準備を整えよう！
また、ほぼ反対の意味にはなりますが、自衛隊に向いていないかどうかもチェックしてみてください
ここで紹介した5つの特徴に当てはまる人は、自衛隊という組織に順応しやすく、やりがいを見出しやすいといえます！
しかし「向いている」からといって「楽に過ごせる」というわけではないです
やりがいや充実感は、厳しい環境の中にあるもの
だからこそ、自衛隊でしか得られない経験や成長があると個人的には思います！
自分の可能性を広げたい人は、ぜひチャレンジしてみてください！
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