レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・少ない人数で訓練を回す現実
・負担増加が人員不足をさらに悪化させる
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
現在の日本の現状も相まって、自衛隊の人員不足はよく話題になります
しかし、その影響は普段あまり語られません
特に大きいのが「訓練への影響」です
訓練は部隊の能力を維持するために不可欠、しかし人が減れば、当然負担は増えます
今回は人員不足が訓練にどんな影響を与えるのか現場の視点で解説します
記事を読み終えるころには、自衛隊の人員不足についての訓練負担が理解でき、実際の入隊後の自分の仕事量の参考になります
人員不足でも訓練は減らせない

任務のため、訓練は基本的に減らせないのが現状です
自衛隊の任務は、
国防
警戒監視
国際任務
などザックリいっても多岐にわたります
そのため訓練は部隊の能力維持に直結するので、必ず時間を割いて行うのものです
もし訓練を減らせば、任務対応能力が低下し有事対応に影響、災害派遣の即応性低下につながる可能性があるため隊員は訓練をさぼるわけにはいきません
つまり人が減っても訓練はなんとしても維持されるという事です
ここが問題の出発点になるので頭に入れておいてください!
実際に自衛官は24時間勤務が基本になり(勤務時間外も勤務のような扱いになっています)そのため精神的拘束時間が長いにも関わらず、課業(勤務時間)終了した後も恒常業務などで働く隊員が沢山います
社会でいうサービス残業のようなものです
幹部になると駐屯地に寝泊まりしたり、日付が変わってから帰宅なんてこともよく目にしていました
それで文句を言う隊員はほとんどいないが、人員不足でも訓練は基本的に減らせないことは精神的肉体的に隊員を日々追い詰める状況となっています
少ない人数で訓練を回す現実

訓練は基本的に減らせないことから
一人あたりの負担が増えることは理解できるかと思います
人員が減ると起きることは単純です
仕事が分散できないということ
例えば:
訓練準備
装備点検
計画作成
安全管理
後片付け
本来なら複数人で分担する仕事が、少人数で回されることになります
結果としてサービス残業増加、休日準備、連続訓練など負担が増えることも日常茶飯事です
さらに問題なのは、通常業務は減らないことです
つまり通常業務+訓練準備(訓練等)が重なる状況になります
ここで何が一番問題かというと、この残業や演習といった時間的拘束精神的拘束には手当などは一切つかないという事です
ハッキリ言って現場は意外と平然と任務や業務をこなしてしまい、みんな頑張っているのにその対価を見ないように生きていると僕は日々感じていました
いざとなれば命の危険がある仕事に対してあまりにも安い給料であること、除隊した人にも待遇が十分でないことに疑問を感じてぼくは辞めることにしたのです
その背景には親しかった先輩を2人も自害によって亡くしているのは大きいです
また自衛隊を定年してその後にすぐなくなる人も少なくありません(これも良くしてくれた上司で2人ほど亡くなりました)
不眠不休の訓練やその時たべるレーション、当直、警衛、演習すべてハッキリいて命を削って行うものです
人が少ないほど、訓練準備の負担は増える
それでは精強な部隊の維持はできません!
負担増加が人員不足をさらに悪化させる

負担増 → 退職 → さらに人員不足
人員不足の怖いところは連鎖することです
例えば:
1 人員不足
2 一人の負担増
3 疲労やストレス増加
4 退職者増加
5 さらに人員不足
という流れ
特に若い隊員ほど、体力的負担、家庭との両立、将来不安などから退職を選ぶケースもあります
結果として、現場の負担がさらに増えるという悪循環が生まれます
ぼくの場合は中隊でレンジャーMOSを持っているのが若いたいいんで当時ぼくしかいなかったので、毎年レンジャー助教に刈り出され、連隊のレンジャー部隊発足時にはもちろん参加
それでも中隊の射撃競技会などの重大イベントには、ほかの隊員よりも訓練していなくても参加が当たり前でした
挙句にだれも行きたがらないから、西部方面普通科連隊(水陸機動団)へ転属です
負担増は人員不足をさらに加速させる
まとめ
今回は人員不足は訓練負担になるを解説しました!
上記の流れを知っておくことで人員不足についての訓練負担が理解でき参考になります
下記のリンクをチェックして、人員不足は人手不足からくる人間関係にも影響を及ぼしていることを知りましょう!
自衛隊の人員不足は単なる人数の問題ではありません
現場では訓練は減らせない、少人数で準備する
一人の負担が増え退職につながる
という構造があります
もちろん隊員は任務のために日々努力しています
しかし組織としての環境改善も重要です
人員不足を解決しなければ、現場の負担は今後も続く可能性があります
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