【想定訓練編】陸自レンジャー想定訓練の実態を解説

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自衛隊のレンジャー訓練について

基本訓練を終えた後に待つのが「想定訓練」です
テレビなどで目にするレンジャー訓練の多くは、この想定訓練の場面にあたります

この記事では想定訓練の概要から
「潜入」や「任務の詳細」、「過酷さの実態」まで元レンジャー隊員の経験をもとに解説します

 

なぜなら、ぼく自身もレンジャー訓練を卒業し、経験したからこそリアルをお伝えできると思ったからです!

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想定訓練とは|実戦を想定した任務のリアル

想定訓練は実際の戦闘を想定した任務を、一般隊員には行えない内容で実行する訓練です

想定訓練は基本訓練で身につけた「体力」・「気力」・「知識」を実践の場で活用する訓練です

橋やトンネルの爆破、待ち伏せ、拠点への襲撃などを任務として実行します

任務地への潜入方法は複数あり、潜入自体も訓練の一部として組み込まれているのです

背嚢と呼ばれるリュックには1人あたり40〜50キロ程度の荷物を詰め
敵に発見されないよう山中を移動する訓練が特に負荷が高く地獄です…

背嚢の中身の多くは、破資材や戦闘に必要な装備で占められ食料はほとんど持っていません

 

任務中は食事や睡眠を十分に取れない状況が続き、非常食は缶飯が基本でしたが、近年は戦闘糧食(パック飯)に変更され状況によって食事が可能になっています

 

想定訓練には全部で9つの任務が設定されており、すべてを完遂して初めて任務完遂となります
1つの任務を終えても残りの任務がある限り訓練は継続です‼

 

任務と任務の間は待機状態となり
次の任務が与えられるまでは、食事や休息を自由に取ることができます

夜中でも非常呼集がかかれば
「任務確認」・「作戦会議」・「潜入経路の決定」・「装備準備」を経て
現地に向かう必要があります

 

「潜入」は訓練の中でも特に負荷が大きく、この工程が要因で訓練を離脱する隊員がほとんどです…

想定訓練を最後まで続けるには、「体力」と「気力」に加えて体調管理の「運」も左右する要素になります

 

すべての任務を完遂しなければ、レンジャー隊員として認められない(実際は訓練の参加率で決まるが…)ため
訓練を継続するか一般隊員に戻るかの選択を迫られる場面もあります

 

想定訓練は実戦を想定した任務を一般隊員にはできない形で実行する訓練です
9つの任務すべてを完遂して初めて訓練修了となります

想定訓練の詳細|潜入・任務・過酷さの実態

想定訓練の過酷さは、装備の重さと睡眠・食事の制限にあります

訓練が進むにつれて負荷はさらに高まっていきます‼

装備を全て背負った状態の体重は、何も持たない状態と比べて
60キロ以上増加することもあります

任務中は平均で2日程度
飲食をほとんどせずに移動を続けることもあります

訓練が進むにつれて、動けなくなった仲間の荷物を分担したり
極度の疲労から幻覚を見たりするなど、精神的に限界を迎える隊員もいます

 

最終盤の想定訓練では、3日間眠れない状態になります

 

訓練の日程は段階的に長くなっていき、負荷も比例して増していきます
すべての訓練を修了しなければレンジャー隊員になることはできません(実際は訓練の参加率で決まりますがあえてすべてと記載します)

 

僕の期の訓練では開始時25人だった参加者が、最終的に13人まで減少し半分近く離脱しました…

 

想定訓練を終えると体重が大きく減少することも珍しくなく、それだけ身体への負荷が大きい訓練といえます(経験済みです)

 

レンジャー隊員は、陸上自衛官全体のおよそ8パーセント(2025時点調べ)程度にとどまります
それだけ選抜と訓練の過程が厳しいことを意味します

 

想定訓練を乗り越えて得られる経験は、日常生活では得難いものであり挑戦する価値のある訓練といえます

 

想定訓練は装備の重さと睡眠・食事の制限が重なる過酷な訓練です
すべての任務を完遂した先にレンジャー隊員としての称号が待っています

まとめ

想定訓練は、実戦を想定した9つの任務を一般隊員にはできない形で実行する訓練です

装備の重さや睡眠・食事の制限により、訓練の過酷さは段階的に増加します

そして、レンジャー隊員は陸上自衛官全体のおよそ8パーセントにとどまり
それだけ厳しい選抜と訓練を経て得られる名誉ある称号です

 

それだけ過酷で参加するまでにも試験があったりと、大変な思いをして勝ち得たレンジャー徽章は本当に涙が止まらなかったことを今でも思い出します(;_:)

日常では絶対に出来ない経験が出来るからやってみる価値はあります☆

  • 想定訓練は実戦を想定した9つの任務で構成される
  • 任務完遂まで食事・睡眠の制限が続く
  • 装備込みの体重は素の状態から60キロ以上増えることもある
  • 潜入工程の負荷が大きく、離脱の主な要因になっている
  • レンジャー隊員は陸上自衛官全体の約8%にとどまる

 

最後までみてくれてありがとー☆

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