レンジャー訓練や水陸機動団などの経験をした、元陸上自衛官である僕がお悩み解決します!
・直角 ― 折り目や配置は角をきっちり
・一直線 ― 並べるものは完璧にそろえる
以上のお悩みをこのブロブでは解決していきます
自衛隊といえば「体力錬成」や「厳しい上下関係」を想像する人が多いですが、実はもっと身近な「整理整頓」にこそ厳しいルールがあります
それが 「水平」「直角」「一直線」 という3つのキーワード
一見シンプルですが、このルールが徹底されることで、自衛官の規律や行動力が培われていくという先人からの教えです!
この整理整頓ルールを元自衛官の視点で分かりやすく解説するので、記事を読み終えるころには、自衛隊に入隊前に整理整頓をマスターできます
水平 ― 物は必ず平行に置く
全ての物は「水平に置く」が基本ルール
ロッカー内の靴や制服、机の上の備品に至るまで、必ず「水平」に整えるのが鉄則です
傾きやズレは「だらしなさ」とみなされ、やり直しを命じられます
これは単なる見た目の美しさだけでなく、「誰が見ても一瞬で確認できる配置」を目的としています
要するに、同じ高さのものは同じ高さにそろえたり、シワができるものはシワを伸ばして段差がないようにします
水平は特にベットメイクで重要です
ベットはシワができやすいので、新隊員のころシワを伸ばすのに同期で協力してシーツや化粧毛布をピンピンにしていたことを思いだします
「水平」は整理整頓の基本中の基本で、ズレは即ミスにつながるため、意識的に習慣化する必要がありますし無意識レベルで出来るようになりましょう!
直角 ― 折り目や配置は角をきっちり
すべての配置・折り目は「直角」でそろえる
衣類を畳むときの角度、書類の並べ方、ベッドメイキングまで「直角」で整えるのが大原則
中途半端な角度は「だらけた印象」を与えるだけでなく、部隊全体の規律にも影響すると教え込まれます
正確さを徹底する訓練の一部でもあり、几帳面さが磨かれる瞬間でもあります
新隊員のころの清掃点検はフワフワの毛布の角を立てるには一苦労しました
角の取り方は毛布の角をつまんで少し引っ張って、けば立たせてることで角がくっきりして直角感が出るようにめっちゃつまんでました
下記はダメな例
「直角」は正確さと規律の象徴なので、細部にこだわる姿勢が自衛官としての信頼につながるので直角が作れるようになっておく、意識しておくことがカギになります!
一直線 ― 並べるものは完璧にそろえる
最後にすべての物を「一直線」に並べることで統一感を出します
靴や帽子、ベッド上の装備品まで、必ず「一直線」にそろえます
数ミリのズレでも指摘されることがあり、部屋点検で最も見られるポイントの一つですし、ズレていると悪目立ちます
全員が一糸乱れぬ行動をとるための基礎意識が作られるので、少しのずれも見逃さないように目を配らせておきましょう
一直線はほんとに難しいもので、自衛隊ではよく面一(つらいち)と教わり、几帳面な人でなければ苦戦します
ぼくは結構几帳面なので、得意でしたが同期でもそれが中々できないものもいたのでみんなで得意な所を担当して部屋をきれいにしていました
「一直線」はチームとしての統一感を示すものなので、個人の意識が部隊全体の秩序に直結します
まとめ
今回は整理整頓の鬼ルールを解説しました!
上記の流れを知っておくことで理解でき、準備も万端になります!
下記のリンクをチェックして、入隊前に備えておくべき事項も確認しておきましょう☆
自衛隊の整理整頓ルールは、 「水平」「直角」「一直線」 の3つに集約されます
一見単純ですが、ここまで徹底することで、規律・正確さ・統一感が自然と身につくのです
・入隊希望者は、この感覚を事前に知っておくだけで大きなアドバンテージになります
・一般の生活でも「整理整頓力アップの秘訣」として応用可能です
自衛隊入隊を機にミニマリストやシンプリストに目覚めるのもいいかもしれません
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